PowerPointで画面録画を挿入し、スライドショーで再生した際に動画が90°回転してしまうという問題に直面したことはありませんか?特に、初めは正常に再生されても、何回か再生すると勝手に回転してしまう現象は、プレゼンテーション中に非常に困ります。この記事では、この問題の原因とその対処法を解説します。
1. Office 365 PowerPoint での動画回転問題の原因
Office 365 PowerPointでは、画面録画を挿入する際に、動画ファイルに埋め込まれたメタデータが影響を与えることがあります。このメタデータは、特にモバイルデバイスで録画された動画に関連しており、動画の回転情報を誤って認識してしまうことがあります。
また、録画したデバイスの設定や、ファイルの形式、PowerPointでの互換性の問題も影響している可能性があります。これらの要因が重なることで、スライドショー再生時に動画が予期せず回転してしまうのです。
2. 動画の回転を修正する方法
この問題を解決するためには、いくつかの方法があります。まず最初に試したいのは、PowerPoint内で動画を手動で回転させる方法です。動画を選択し、上部の「書式」タブから「回転」を選んで、必要な角度に調整しましょう。
また、動画が回転して表示されないようにするために、動画を挿入する前に、動画編集ソフトで回転やトリミングを行う方法もあります。これにより、PowerPoint内での動画再生時に回転の問題を回避できます。
3. 動画のファイル形式を変更する
別の方法として、動画のファイル形式を変換することも有効です。例えば、動画がMP4形式である場合、異なる形式(例えばAVIやMOV)に変換することで、PowerPointが動画を正しく認識する可能性があります。
動画変換ツールを使って、必要な形式に変換することで、回転問題が解決する場合があります。変換後は、再度PowerPointに挿入して確認してみましょう。
4. PowerPointの設定を確認する
PowerPointの設定も確認してみましょう。PowerPointには「ハードウェアアクセラレーションを無効にする」といった設定があり、これを変更することで動画再生の問題が改善する場合があります。設定メニューから「オプション」を開き、「詳細設定」内の「ハードウェア グラフィック アクセラレーションを無効にする」チェックボックスをオンにして、PowerPointを再起動してみましょう。
この設定を変更することで、動画再生時の不具合が解消されることがありますので、試してみてください。
5. まとめ
PowerPointで画面録画した動画が90°回転する問題は、主に動画ファイルのメタデータや、使用しているファイル形式に関連しています。問題を解決するためには、動画を手動で回転させたり、ファイル形式を変更したり、PowerPointの設定を調整する方法があります。
これらの方法を試すことで、再生時の回転問題を解消し、スムーズにプレゼンテーションを進めることができるでしょう。


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