KUSANAGIを使ってWordPressのバージョンを更新しようとした際に、PHPのバージョンに関するエラーが発生することがあります。この記事では、PHP 7.2.24以降のバージョンが必要というエラーに直面した場合の解決方法と、実際に発生する依存関係エラーへの対処法を詳しく解説します。
PHPバージョン更新時のエラーの原因
WordPressのバージョン6.8に更新する際に、PHPのバージョンが7.2.24以上である必要があるというエラーが出ることがあります。特に、KUSANAGIを使用している場合、PHPのバージョン更新に伴って依存関係エラーが発生することが一般的です。このエラーの原因は、KUSANAGIが依存するライブラリやパッケージが適切に更新されていない場合に起こります。
エラーの詳細としては、「libicudata.so.73」や「libgd.so.103」など、特定のライブラリが不足していることが示されています。これらのライブラリはPHPやKUSANAGIが正常に動作するために必要です。
依存関係エラーへの対処法
これらの依存関係エラーを解決するためには、必要なライブラリを手動でインストールするか、適切なリポジトリを使用して更新を行う必要があります。例えば、「libicu」と「libgd」ライブラリのバージョンを確認し、必要に応じてアップデートすることが重要です。
具体的には、以下のコマンドを使用して依存関係を手動でインストールします。
yum install libicu libgd
また、KUSANAGI自体の更新が必要な場合もありますので、以下のコマンドでKUSANAGIをアップデートしてみましょう。
yum update kusanagi
PHPバージョンを7.4や8.0に更新する方法
PHP 7.4や8.0にバージョンアップする際は、KUSANAGI用のPHPパッケージを更新する必要があります。特に、KUSANAGIの公式サイトやリポジトリから最新のPHPパッケージをインストールすることが推奨されます。
以下のコマンドでPHPのバージョンをアップグレードすることができます。
yum install kusanagi-php7-7.4.33-2
もし、PHP 8.1などの新しいバージョンに切り替えたい場合は、適切なバージョンのPHPパッケージを指定してインストールする必要があります。
まとめとベストプラクティス
KUSANAGIでPHPのバージョンを更新する際のエラーは、依存関係の不足やパッケージのバージョン不一致によって引き起こされます。これらの問題を解決するためには、必要なライブラリのアップデートやKUSANAGI本体の更新を行い、正しいPHPバージョンをインストールすることが大切です。
エラーを解決した後は、PHPとKUSANAGIが正常に動作していることを確認し、WordPressのバージョンアップを進めることができます。
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