Excelでセルに四捨五入した値を自動で入力する方法

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Excelでセルに四捨五入した値を自動で入力したい場合、通常のROUND関数では元のセルを直接変更することはできません。しかし、VBA(Visual Basic for Applications)を使用することで、目的を達成することができます。

1. ROUND関数の基本的な使い方

ExcelのROUND関数は、指定した桁数に基づいて数値を四捨五入するための関数です。例えば、セルA1の値を小数点以下2桁に四捨五入する場合、次のように記入します:
=ROUND(A1, 2)。この関数はセルB1などの別のセルに結果を表示します。

2. ROUND関数を直接セルA1に適用できない理由

Excelでは、セルに直接数式を入力すると、そのセルの元の値を変更することはできません。つまり、=ROUND(A1, 2)という数式をA1セルに入力しても、元の値は変わらず、新しい結果は他のセルに表示されます。

3. VBAを使ってセルの値を四捨五入して自動で入力する方法

VBA(Visual Basic for Applications)を使うと、セルA1の値を四捨五入してそのセルに直接結果を入力することができます。以下の手順でVBAを使った方法を実行します。

  • Excelで「Alt + F11」を押してVBAエディタを開きます。
  • 「挿入」→「モジュール」を選択し、以下のコードを貼り付けます:
Sub RoundToCell() 
Range("A1").Value = WorksheetFunction.Round(Range("A1").Value, 2)
End Sub

このVBAコードは、セルA1の値を小数点以下2桁に四捨五入し、A1セルの元の値をそのまま変更します。

4. 自動化する方法:ボタンで実行

さらに、VBAマクロをボタンに割り当てて、簡単に実行できるようにすることも可能です。Excelの「開発」タブから「挿入」→「フォームコントロール」の「ボタン」を選び、ボタンに先ほど作成したマクロを割り当てれば、ボタンをクリックするだけでセルA1を四捨五入できます。

まとめ

ExcelでROUND関数を使ってセルA1の値を直接変更することはできませんが、VBAを活用することで、この機能を実現できます。VBAを使えば、手動で四捨五入を行う手間を省き、より効率的に作業を進めることができます。

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