FileMaker 19 で数値を入力した際に、自動的に単位(例:台)を追加する方法を知りたい方に向けて、簡単な設定方法を解説します。この方法を使うと、数値の入力後に手動で単位を追加する手間が省け、データの管理がより効率的になります。
FileMaker で自動的に単位を追加する方法
FileMaker では、数値フィールドに単位を自動的に追加するには、計算式を使って値を加工する方法があります。具体的には、数値フィールドに入力された値に単位を付けるための計算フィールドを作成します。
例えば、「台」という単位を自動で追加するには、数値フィールドに次のような計算式を使用します。
数値フィールド & " 台"
これにより、例えば「5」と入力した場合、表示は「5 台」となります。この計算式を適用することで、単位を自動で付けることができます。
計算フィールドを使用した設定手順
次に、FileMaker で計算フィールドを作成し、数値に自動で単位を追加する手順を説明します。
- まず、FileMaker のデータベースを開きます。
- 「レイアウトモード」に切り替え、単位を追加したいフィールドを選択します。
- 「フィールド設定」ダイアログで、新しい計算フィールドを作成します。
- 計算式に、上記のように「数値フィールド & ” 台”」を入力します。
- 保存してレイアウトを変更し、計算フィールドを表示させます。
これで、入力された数値に「台」という単位が自動で追加されるようになります。
他の単位を追加する場合のカスタマイズ
この方法では、単位を自由に変更することができます。たとえば、「個」「円」「時間」など、様々な単位を同様に追加できます。計算式に単位を変更するだけで対応可能です。
例えば、「円」を追加したい場合は、次のような計算式に変更します。
数値フィールド & " 円"
この方法で、必要に応じて柔軟に単位を追加できます。
注意点と最適化の提案
自動で単位を追加する際には、いくつかの注意点があります。例えば、ユーザーが数値フィールドに直接単位を含むデータ(例:5台)を入力した場合、計算式によって追加される単位と重複する可能性があります。この場合、入力形式を統一することが重要です。
また、FileMaker では「表示形式」をカスタマイズできるので、単位を計算式で追加する代わりに、表示の形式を調整することも一つの方法です。これにより、データベース内のデータは純粋な数値として保持し、表示だけで単位を付けることができます。
まとめ
FileMaker で数値フィールドに自動的に単位を追加する方法は、計算式を使用することで簡単に実現できます。計算フィールドに「数値フィールド & ” 単位”」と入力することで、数値の後に任意の単位を追加することができます。
この方法を使うことで、データの入力が効率化され、管理が簡単になります。また、計算式や表示形式をカスタマイズすることで、さらに柔軟に対応することができます。
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