プリントパックの入稿方法: フラット化とトリムマークの設定について

画像処理、制作

プリントパックでの入稿に関して、特にPDFデータの設定については注意が必要です。質問者のように、塗り足しとトリムマークを設定したものの、フラット化していない場合、果たして問題があるのでしょうか?この記事では、フラット化の重要性と、入稿後の確認段階について解説します。

1. フラット化とは?

フラット化とは、デザインのレイヤーを統合して一枚の画像として保存する処理のことです。この工程が必要な理由は、異なるレイヤーやフォントが印刷時に正しく表示されないリスクを避けるためです。特に、複数のアプリケーションやフォントを使って作成したPDFを印刷に回す場合には、フォントが正しく埋め込まれていなかったり、レイヤーのずれが生じることがあるため、フラット化を行うことでその問題を防ぐことができます。

このため、プリントパックのような印刷業者では、フラット化されたPDFが推奨されることが多いです。

2. フラット化しないとどうなるか?

フラット化を行わなかった場合、印刷の際に予期しないエラーや欠けが発生することがあります。特に、フォントが正しく埋め込まれていないと、印刷業者によっては代替フォントが適用されることがあり、デザインが崩れる可能性があります。

また、異なるアプリケーションでデザインを作成した場合、互換性の問題でレイヤーが正しく表示されないこともあります。このような問題を避けるためには、フラット化をしておくことが重要です。

3. 入稿後の確認段階で教えてもらえるか?

プリントパックなどの印刷業者では、入稿後にファイルの確認作業を行っている場合があります。もし、フラット化をしていないPDFを入稿した場合、業者がチェックし、問題がある場合には修正を依頼されることがあります。従って、必ずしも入稿前にフラット化を行わなくても、業者が指摘してくれる場合もあります。

しかし、業者に確認してもらうのを待つよりも、事前にフラット化しておいた方がスムーズに進みます。

4. どうやってフラット化するのか?

フラット化は、Adobe AcrobatやIllustrator、Photoshopなどで簡単に行うことができます。以下に簡単な手順を示します。

  • Adobe Acrobatの場合: PDFを開き、「印刷」メニューから「Adobe PDF」を選択し、保存することでフラット化できます。
  • Illustratorの場合: レイヤーを統合して「PDFとして保存」を選択することでフラット化できます。
  • Photoshopの場合: 画像を統合して「別名で保存」を選び、PDF形式で保存します。

これらの手順を使うことで、簡単にフラット化されたPDFを作成できます。

5. まとめ

プリントパックでの入稿時には、フラット化されたPDFを使用することをおすすめします。これにより、印刷時に発生する可能性のあるトラブルを未然に防ぐことができます。また、入稿後に業者が確認してくれる場合もありますが、事前にフラット化を行っておくと、より安心して印刷を依頼できます。もしフラット化が必要な場合は、簡単にできる方法を試してみましょう。

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