C言語を使って従業員の週給を計算するプログラムを作成する方法を学んでいきましょう。今回の課題は、従業員の労働時間に基づいて週給を計算するプログラムを作成することです。時給が与えられ、40時間を超える場合には、超過勤務として時給が5割増しになるように設定します。
1. プログラムの基本的な流れ
まず、従業員の労働時間と時給を入力として受け取り、週給を計算します。具体的には、40時間を超えた場合、超過勤務としてその時間に対して時給の1.5倍を適用します。
このプログラムでは、労働時間、時給、超過勤務時間、そして最終的な週給を計算して表示するために、条件分岐を使用します。
2. 必要な入力データと計算式
このプログラムでは以下の入力が必要です。
- 通常の労働時間
- 時給
計算式は次の通りです。
- 通常の労働時間が40時間以内の場合:週給 = 労働時間 × 時給
- 労働時間が40時間を超えた場合:週給 = (40時間 × 時給) + (超過時間 × 時給 × 1.5)
このように、超過勤務の計算には時給に1.5倍を掛けることで、超過勤務分の給与を反映させます。
3. サンプルコード
以下に、C言語を使った従業員の週給を計算するサンプルコードを示します。こちらを参考にしてください。
#include
int main() {
float hourlyWage, totalPay;
int regularHours, overtimeHours;
printf("Enter hourly wage: ");
scanf("%f", &hourlyWage);
printf("Enter regular hours worked: ");
scanf("%d", ®ularHours);
if (regularHours > 40) {
overtimeHours = regularHours - 40;
totalPay = (40 * hourlyWage) + (overtimeHours * hourlyWage * 1.5);
} else {
totalPay = regularHours * hourlyWage;
}
printf("Total weekly pay: %.2f
", totalPay);
return 0;
}
このコードでは、労働時間と時給を入力として受け取り、超過勤務時間があればその分を5割増しで計算し、最終的な週給を表示します。
4. プログラムの動作確認
実際にこのプログラムを動かしてみて、どのように計算されるかを確認してみましょう。例えば、時給が1000円で、通常の労働時間が45時間の場合、超過勤務として5時間分の時給が1.5倍で加算されることになります。
このプログラムを使うことで、従業員の週給を効率よく計算できるようになります。また、プログラムを改良して、さらに詳細な計算ができるようにすることも可能です。
5. まとめ
C言語で従業員の週給を計算するプログラムを作成することで、労働時間や超過勤務に応じた給与計算を自動化することができます。労働時間の入力、時給の入力、そして超過勤務時間の計算が重要な要素となります。
上記のサンプルコードを基に、さらに自分の必要に合わせて機能を追加したり、拡張していくことが可能です。プログラムの理解が深まるとともに、実務でも役立つスキルを身につけることができるでしょう。
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