ExcelからWordに表をコピーした際、予期しない薄い点線(メモリ線)が表示されることがあります。この点線は、Excelでの罫線設定やWordに貼り付けた際の書式設定が影響しています。この記事では、その薄い点線を消すための簡単な方法を解説します。
Excelの罫線設定が影響している場合
Excelで表を作成する際、セルに罫線を設定している場合があります。これらの罫線は、Excel内で表を見やすくするためのものですが、Wordにコピーした際に薄い点線として表示されることがあります。この点線は、実際には罫線ではなく、コピーした表の書式設定が影響していることが多いです。
この場合、点線はExcelの罫線をWordで再現する際に出てしまうもので、通常はWordの設定で簡単に削除できます。
Wordでの点線を削除する方法
Wordに表を貼り付けた後に表示される薄い点線を削除するには、いくつかの方法があります。以下にその方法を紹介します。
1. 表の罫線を削除する
表を選択し、「テーブルツール」→「デザイン」タブに移動します。その後、「罫線」のメニューから「罫線なし」を選択することで、すべての罫線を削除することができます。
2. 書式設定を解除する
表を選択した状態で右クリックし、「書式設定」から「書式のクリア」を選ぶことでも、余計な書式設定を解除できます。これにより、コピーされた際の不要な書式が取り除かれ、点線も消えることがあります。
「図」形式で貼り付ける方法
Excelの表を「図」としてWordに貼り付ける方法もあります。これにより、表を画像として貼り付けることができ、点線や罫線の問題を回避することができます。
「図」形式で貼り付ける方法は、以下の通りです。
- Excelで表を選択します。
- 「コピー」後、Wordに移動します。
- 「ホーム」タブから「貼り付け」メニューを開き、「形式を選択して貼り付け」を選択します。
- 「図(PNGなど)」を選んで貼り付けます。
これにより、Excelの表が画像としてWordに貼り付けられ、点線や書式の問題が解消されます。
クリップボードの設定を確認する
もう一つの可能性として、クリップボードの設定が影響している場合があります。特に、Wordに貼り付けた際に書式が自動的に調整されることがあります。
「貼り付けオプション」を選択して、「書式を保持する」や「書式なしで貼り付け」など、異なるオプションを試すことで、点線が表示される問題を回避できることがあります。
まとめ
ExcelからWordに表をコピーした際に薄い点線が表示される問題は、罫線や書式設定が原因であることが多いです。これを解決するためには、Wordで罫線を削除したり、書式を解除したりする方法が有効です。また、Excelの表を画像として貼り付ける方法も効果的です。
これらの手順を試すことで、Wordに貼り付けた表が意図通りに表示されるようになります。簡単な操作で問題を解決できるので、ぜひ試してみてください。


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