学校で配布されたMicrosoft Wordの課題で、文を真似して消すと赤文字や赤線が表示されることがあります。この赤文字と赤線は、Wordの「変更履歴」機能が有効になっているために表示されます。この記事では、この機能がどう作用しているのか、そして赤文字や赤線を消すための方法を紹介します。
1. 変更履歴とは?
Microsoft Wordの「変更履歴」機能は、ドキュメント内の修正内容を追跡するための機能です。この機能が有効になっていると、テキストを削除した場合には赤文字で削除箇所が表示され、追加されたテキストには青文字などのマーカーがつきます。特に課題で文を消して書き直す場合、この機能が影響を及ぼすことがあります。
変更履歴は、文書の修正過程を追いやすくするために使われますが、課題での編集時には不要である場合も多いです。
2. 変更履歴を非表示にする方法
赤文字や赤線を消す最も簡単な方法は、「変更履歴」機能を無効にすることです。この機能を無効にすると、テキストを削除したり編集したりしても、赤文字や赤線は表示されなくなります。
以下の手順で変更履歴を非表示にすることができます。
- Wordを開いた状態で、「レビュー」タブをクリック
- 「変更履歴」グループ内の「変更履歴の表示」をクリック
- ドロップダウンメニューから「変更履歴を表示しない」を選択
3. 変更履歴を完全に削除する方法
変更履歴を非表示にするだけでなく、履歴自体を完全に削除したい場合もあります。これにより、編集履歴が文書に残ることを防ぎ、最終的なバージョンを綺麗な状態で保存することができます。
変更履歴を削除するには、以下の手順を実行します。
- 「レビュー」タブを選択
- 「変更履歴」グループ内で「変更履歴を受け入れる」または「変更履歴を拒否する」をクリック
- 「すべて受け入れる」または「すべて拒否する」を選択し、文書内のすべての変更履歴を削除
4. 新たに変更履歴を有効にする方法
変更履歴を一度無効にしても、後で再度有効にしたい場合があります。その場合、再度「変更履歴」を有効にするには、次の手順を行ってください。
- 「レビュー」タブをクリック
- 「変更履歴」グループ内で「変更履歴の表示」を選択し、表示方法を設定
- 「変更履歴を開始」を選択して、変更履歴を再度有効にする
まとめ
Microsoft Wordで赤文字や赤線が表示されるのは、変更履歴機能が有効になっているためです。この機能を無効にすることで、編集作業がスムーズに進みます。また、履歴を完全に削除する方法や再度変更履歴を有効にする方法も合わせて紹介しました。課題を進める際には、これらの設定を活用して、より効率的に作業を進めましょう。

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