Adobe Illustratorで黒ベタの上に黒背景の画像を配置すると、境目が目立つことがあります。これは、スポイトで黒を拾った場合やリッチブラックを使用した場合に、印刷や表示環境によって差が出るためです。ここではIllustrator内で調整する方法をご紹介します。
1. オーバープリントを活用する
黒ベタオブジェクトを選択し、[属性]パネルで「塗りのオーバープリント」にチェックを入れると、下の画像と色を重ねた際に境目の差を軽減できます。これにより、スポイトで正確に黒を合わせなくても自然に馴染みます。
2. 透明パネルで描画モードを調整
黒ベタのオブジェクトを選択し、[透明]パネルで描画モードを「乗算」などに変更すると、背景画像との境界が自然に融合します。これもリッチブラックとの差を吸収しやすくなります。
3. 黒の数値を微調整する
スポイトで拾った黒が強すぎる場合は、カラーパネルでCMYKの値を微調整します。背景画像に合わせてC・M・Yの値を少し減らすことで、掛け合わせが強くなりすぎず自然な黒に近づけられます。
4. 画像をIllustratorでラスタライズせずに調整
画像をラスタライズする前に、Illustratorの黒ベタをオーバープリントや乗算で調整すれば、元のベクターデータのまま自然に馴染ませることができます。これにより、後で編集する場合も柔軟性が残ります。
まとめ
Illustratorで黒ベタと黒背景画像の境目を自然にするには、オーバープリントや描画モードを活用し、必要に応じてCMYK値を微調整する方法がおすすめです。画像データに変換せずとも、Illustrator上で色を馴染ませることが可能です。


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