Teamsで保存したWordファイルを編集した場合のデータ流出リスクについて

Word

Microsoft Teamsを利用して保存したWordファイルを、Wordアプリで編集しようとした際に、ファイルのデータがどこかのネット上に流出するのか、という不安を抱く方も多いでしょう。この記事では、そのリスクについて解説し、ファイルのセキュリティを保ちながら編集作業を行う方法を説明します。

1. Teams内でのファイル編集とデータの流出リスク

Microsoft Teamsに保存されているファイルをWordアプリで開く際、基本的にはそのファイルがインターネット上に流出することはありません。Teams内で保存されているファイルは、MicrosoftのクラウドサービスであるOneDriveやSharePointに保存されるため、十分なセキュリティ対策が施されています。しかし、ファイルをどのように開くかによって、リスクは変わります。

Teamsから直接ファイルを開き、その後ローカルで編集した場合、ローカル端末上で作業することになります。つまり、インターネット上にデータが流出するわけではありませんが、もしインターネット接続が不安定であったり、誤ってオンライン状態でない時に保存を行った場合、ファイルの同期が適切に行われない可能性があります。

2. 共有ボタンを押さない限りデータは外部に流れない

Teamsのファイルを編集しても、共有ボタンを押さない限り、そのファイルが他の人と共有されることはありません。ファイルの共有を行うためには明示的に共有設定を行う必要があります。

つまり、あなたがファイルを個人的に開いて編集している場合、そのファイルは他の人と共有されず、外部に流出することはありません。ただし、Teamsの設定や権限により、同じチーム内の他のメンバーがアクセスすることができる場合がありますので、その点には注意が必要です。

3. セキュリティを高めるための対策

ファイルの安全性を高めるためには、次のような対策を講じることが重要です。

  • **強力なパスワードと二要素認証**: TeamsやMicrosoftアカウントに強力なパスワードを設定し、二要素認証(2FA)を有効にすることで、アカウントのセキュリティを強化できます。
  • **ファイルのアクセス権限の確認**: Teams内でファイルを共有する際、どのメンバーがアクセスできるかを確認し、不要なアクセスを制限することが重要です。
  • **デバイスのセキュリティ**: 自分のデバイスに不正アクセスがないよう、セキュリティ対策を施しておくことも大切です。

4. 不正アクセス時のリスク

万が一、Teamsアカウントが不正にアクセスされ、ファイルが共有されたり、機密情報が漏洩するリスクもあります。こうしたリスクを最小限に抑えるためには、Teamsアカウントを頻繁に監視し、不審なアクセスがあった場合は即座に対処することが必要です。

また、Teamsで保存されたファイルは、Microsoft 365のセキュリティポリシーに従って保護されていますが、万全を期すためには、機密情報を扱う際には暗号化を行うなどの対策も考慮する必要があります。

まとめ

Microsoft Teamsで保存したWordファイルを編集する際、基本的にはファイルのデータは外部に流出することはありません。共有ボタンを押さない限り、ファイルはあなたの手元に留まり、インターネット上で公開されることはありません。セキュリティ対策を講じ、定期的にアカウントとデバイスの監視を行うことで、データ流出のリスクを最小限に抑えることができます。

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