C++でファイルスタンプを取得する方法と注意点

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C++でファイルスタンプ(最終更新日時など)を取得する際、`GetFileAttributesEx`関数を使用して`WIN32_FILE_ATTRIBUTE_DATA`構造体を取得する方法があります。このコードが正しく動作するかどうか、またアクセス制限があるファイルに対しても有効なのかについて、詳しく解説します。

GetFileAttributesExの使い方とその結果

まず、`GetFileAttributesEx`は指定されたファイルの属性を取得するWindows API関数です。`GetFileExInfoStandard`を使って、`WIN32_FILE_ATTRIBUTE_DATA`構造体にファイル情報を格納することができます。`ftLastWriteTime`は、ファイルの最終更新日時を表す`FILETIME`構造体で、これを`LONGLONG`型の変数に格納できます。

このコードが正しく動作し、ファイルの最終更新日時を取得することができますが、注意点があります。

アクセス制限のあるファイルに対する挙動

アクセス禁止ファイルやシステムファイルなど、通常のファイルとは異なる属性を持つファイルに対しては、この方法がうまく動作しない場合があります。`GetFileAttributesEx`は、ファイルがアクセス可能でない場合や、読み取り専用のファイルなどの場合、`ERROR_ACCESS_DENIED`エラーを返すことがあります。このようなファイルに対しては、ファイルスタンプ(最終更新日時)を取得することはできません。

したがって、アクセス制限があるファイルに対しては、エラーハンドリングを実装し、処理を適切に行うことが重要です。

エラー処理と対策

アクセスできないファイルや不正なファイルに対してエラーが発生した場合、エラーメッセージを表示したり、ログを記録したりすることが有効です。また、`GetFileAttributesEx`が失敗した場合にリトライを試みる、あるいは他の方法でファイル属性を確認することも考慮するべきです。

さらに、ファイルシステムの種類や設定によって挙動が異なる場合もあるため、異常系の処理をしっかりと実装しておくことをお勧めします。

まとめ

`GetFileAttributesEx`を使用することで、ファイルの最終更新日時(ファイルスタンプ)を簡単に取得することができますが、アクセス制限のあるファイルやシステムファイルに対しては注意が必要です。適切なエラーハンドリングとファイル属性の確認を行うことで、問題なくファイルスタンプを取得することができます。

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