Teamsで消えたファイルの復元方法とSharePointのゴミ箱管理

ファイル共有、P2P

Teamsで共有していたファイルを誤って削除してしまい、SharePointのゴミ箱から復元を試みたが、元の場所にファイルが表示されない場合の対処法について解説します。ファイルが見つからない場合や復元できなかった場合でも、まだ試すべき手順があります。

1. SharePointのゴミ箱復元方法

SharePointのゴミ箱には削除したファイルが一定期間保管されており、その期間内であれば復元が可能です。しかし、復元がうまくいかない場合、復元手順を再確認することが大切です。

手順:

  • SharePointのサイトにアクセスし、「サイトコンテンツ」から「ゴミ箱」を選択します。
  • 復元したいファイルを選択し、「復元」をクリックします。
  • ファイルが元の位置に戻らない場合、ゴミ箱を確認し、「第2段階ゴミ箱」に移動している場合があるため、そこも確認します。

2. ゴミ箱からファイルが見つからない場合の対処法

もしゴミ箱内にファイルが見当たらない場合、削除が完了している可能性があります。ですが、完全に削除されたわけではなく、さらに手続きを行うことで復元できることがあります。

解決策:SharePointの管理者に依頼して、「削除されたファイル」のリストから復元できるか確認する方法があります。管理者権限で「第2段階ゴミ箱」や「削除されたアイテム」から復元を試みます。

3. TeamsとSharePointのリンクを確認する

Teamsでのファイルは実際にはSharePointに保存されています。従って、Teams内で削除されたファイルがSharePoint上で正しく復元されていない場合、ファイルの保存場所が異なることがあります。Teamsで共有していたファイルが、意図しない場所に移動している可能性もあるため、その確認も行います。

手順:

  • Teams内の「ファイル」セクションで、該当のチームやチャンネルを選択し、「OneDrive」や「SharePoint」でファイルが管理されているか確認します。
  • SharePointサイトで直接ファイルが見つからないか探し、適切な場所にファイルが保存されているか確認します。

4. クラウドストレージからの復元

SharePointやTeams以外にも、ファイルがクラウドストレージにバックアップされている場合があります。たとえば、OneDriveやGoogle Driveなどにバックアップされていれば、これらのサービスから復元を試みることができます。

実例:OneDriveやGoogle Driveに自動保存されている場合、ファイル履歴から過去のバージョンを復元できることがあります。

5. 追加の復元手段と予防策

ファイル復元がうまくいかない場合、手動でファイルを再作成することも一つの手段です。しかし、今後このような問題を避けるためには、定期的なバックアップを取ることや、クラウドストレージに自動保存設定を有効にしておくことが重要です。

予防策:SharePointやOneDriveなどのクラウドストレージを利用し、重要なファイルは定期的にバックアップするように心がけましょう。また、Teams内でのファイル共有設定を見直し、消失リスクを最小限に抑える方法を検討することも有効です。

まとめ

Teamsで消えたファイルを復元するためには、SharePointのゴミ箱や管理者による追加の手続きを行うことが必要です。また、復元できなかった場合の予防策として、定期的なバックアップを行うことが重要です。クラウドストレージやバックアップツールを活用することで、今後同様の問題を防ぐことができます。

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