AutoCAD 2026でスナップの「from」機能を再現する方法

CAD

AutoCAD 2016から2026に移行し、スナップの「from」機能が見つからないという問題について、解決策を紹介します。2016では便利に活用していたこの機能が2026に無い場合、代替方法を使って同様の効果を得ることができます。

スナップ「from」の機能とは

スナップの「from」は、基準となるオブジェクトからの距離を指定する機能で、特に精密な配置や距離測定が必要な作業で活躍します。オブジェクトの位置を基準に、任意の距離でスナップポイントを指定することができ、効率的な作業が可能でした。

この機能がAutoCAD 2026で見つからない理由は、バージョン間でインターフェースや機能の変更が行われたことが一因です。では、どうすれば同じような効果を得られるのでしょうか?

AutoCAD 2026で「from」を再現する方法

AutoCAD 2026では「from」スナップの機能が直接的には提供されていませんが、代替手段として「オブジェクトスナップ(OSNAP)」の設定を活用することができます。特に、「距離」を設定することで、基準点から特定の距離だけスナップさせる方法が有効です。

手順は以下の通りです。

  • 「OSNAP」を有効にする
  • 「オブジェクトスナップの設定」で、基準となるオブジェクト(例えば、始点や終点)を指定する
  • 「距離」を入力し、必要な位置にスナップポイントを作成する

OSNAPとDynamic Inputを活用する

OSNAPを使った方法の他に、「Dynamic Input」を活用することで、特定の基準からの距離をより直感的に指定することができます。この機能では、カーソル位置を基準に、ダイナミックな入力で距離を指定することが可能です。

設定方法としては、Dynamic Inputを有効にした状態で、入力フィールドに基準点からの距離を入力します。この方法は、スナップ機能と組み合わせてより正確な位置を素早く決定する際に非常に便利です。

スナップ設定のカスタマイズ

AutoCAD 2026では、スナップやOSNAPの設定をさらにカスタマイズすることができます。例えば、「距離」オプションを利用して、基準となる点から直線的にスナップを配置することができ、これによって「from」機能に似た結果を得ることが可能です。

また、「距離」と「角度」の設定を組み合わせることで、特定の方向にスナップを作成することができ、精密な作業が必要な場合に非常に役立ちます。

まとめ

AutoCAD 2026において、スナップの「from」機能がなくなった場合でも、OSNAPの設定やDynamic Inputを活用することで、同じような機能を再現することができます。スナップ機能のカスタマイズや設定変更を活用することで、精密な作業を効率よく行うことが可能です。これらの手法を駆使して、AutoCAD 2026でも作業をスムーズに進めていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました