Canonのビデオカメラ「Ivis HF10」を使用していて、フレームレートを60iに設定しているにもかかわらず、PCのソフトで読み込むと30fpsになってしまうという問題があります。動画再生時に視覚的には60fpsで表示されるものの、プロパティで確認すると29.97fpsと表示され、これは多くのユーザーが直面する問題です。この記事では、その原因と解決策について説明します。
1. 60iと30fpsの違い
60i(インターレース)と30fps(プログレッシブ)の違いを理解することが重要です。60iは1秒間に30フレームの画像を2回の半分のフレームで表示するインターレース方式です。一方、30fpsは1秒間に30フレーム全てが表示されるプログレッシブ方式です。つまり、60iで録画された動画は、PCソフトウェアで開いた際に30fpsとして認識されることが一般的です。
2. 画質の確認方法と再エンコード
まず、実際に動画を再生してみて、60fpsで再生されているかを確認しましょう。多くの場合、30fpsとして表示されるものの、実際には60fpsのようにスムーズに再生されることがあります。しかし、編集ソフトでの読み込み時に30fpsとして認識されるのは、エンコーディングの設定やソフトウェアが30fpsの形式を優先しているためです。この問題を解決するためには、エンコード設定を確認し、60fpsで出力するように設定する必要があります。
3. 編集ソフトでのフレームレート設定
使用している編集ソフト「ゆっくりムービーメーカー4Lite」などでは、エクスポート時にフレームレートの設定を変更することができます。編集ソフトの設定画面で、エクスポート時に「60fps」を選択して再エンコードを行うと、最適な設定で60fpsとして保存されることがあります。
4. PCの設定やソフトウェアの影響
PCのパフォーマンスや使用しているソフトウェアの設定によっても、表示されるフレームレートが影響を受けることがあります。特に、Windows Media Playerなどの標準的な再生ソフトでは、30fpsとして認識される場合がありますが、実際には60fpsで再生されていることが多いです。また、録画された動画が30fpsとして表示される場合、録画時の設定や変換プロセスの影響も考えられます。
5. まとめ
Canon Ivis HF10で録画した60iの映像が、PCで読み込むと30fpsとして表示されるのは、インターレース方式(60i)からプログレッシブ方式(30fps)への変換時に起こる一般的な現象です。この問題に対処するためには、エンコード設定や編集ソフトでのフレームレート設定を見直すことが必要です。最終的に、60fpsでの再生やエクスポートが可能な設定を選ぶことで、問題を解決できます。


コメント