Googleマップで宿泊施設の評価を取得したい場合、Google Places APIを利用することが一般的ですが、APIの制限により最大60件までしかデータが取得できないという問題があります。この記事では、Googleマップを活用して宿泊施設情報を一括で取得する方法について解説します。
1. Google Places APIの制限と問題点
Google Places APIのTEXT SEARCH機能を使うと、最大60件の施設情報を取得できます。ですが、全国の宿泊施設の評価を比較するためには、もっと多くの情報を取得したいという場合、これが大きな制約となります。従って、APIの制限内で収集するには工夫が必要です。
2. 大量データを取得するための工夫
APIで60件を超えるデータを取得するためには、ページネーションを活用する方法があります。Places APIは、返ってきたデータが60件に満たない場合、次のページを取得するための「next_page_token」を提供します。これを利用して、複数回のAPI呼び出しを行い、データを収集できます。
ただし、この方法でも全国のすべての宿泊施設を一括で取得することは難しいため、目的の地域に絞って複数回に分けてデータを取得する方法が考えられます。
3. Google Maps API以外の選択肢
もしGoogleマップのAPIで取得できるデータ量に制限を感じる場合、他のデータソースを考えることも選択肢のひとつです。例えば、楽天トラベルのAPIを使って、楽天が提供する宿泊施設の情報を収集し、クチコミ情報を取得することができます。
また、独自にスクレイピングを行う方法もありますが、Googleや楽天の規約に従う必要があるため、利用規約に注意して実施することが重要です。
4. クチコミ分析とデータ活用
宿泊施設の評価を分析したい場合、Googleのクチコミデータを活用するのが有効です。Google Places APIで取得した施設情報には、クチコミ情報も含まれているため、これを分析することで、宿泊施設の評価やユーザーの感想を把握することができます。
さらに、このクチコミ情報を用いて、特定の地域や施設の人気度や評価の傾向を可視化することが可能です。こうしたデータを活用することで、より深い分析を行うことができます。
5. まとめ
Google Maps APIを使用して全国の宿泊施設の評価を比較することは可能ですが、APIの制限により、60件以上のデータを取得するには工夫が必要です。ページネーションを活用したり、他のAPIやスクレイピングを検討することも一つの方法です。また、クチコミデータを活用することで、宿泊施設の評価分析が可能になります。

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