OracleDBを使っている際に、CDB(Container Database)とPDB(Pluggable Database)のセッション設定について混乱することがあるかもしれません。特に、CDBセッションがデフォルトで開かれている状態とPDBセッションの切り替えについて悩んでいる方も多いでしょう。この記事では、CDBとPDBの違いと、実務でのセッションの指定方法について解説します。
CDBとPDBの概要
まず、CDBとPDBの違いについて簡単に説明します。CDB(Container Database)は、複数のPDB(Pluggable Database)を格納できるデータベースコンテナです。PDBは、個別のデータベースであり、CDB内でホストされています。つまり、CDBは「箱」として機能し、その中に複数のPDBが「入れ物」として存在する構造です。
デフォルトでCDBセッションが開かれる理由
OracleDBにおいて、セッションがCDBで開かれるのは、デフォルトの動作です。CDBセッションは、複数のPDBを管理するための親セッションとして、システム全体の管理や設定を行います。そのため、特に指定しない限り、最初に接続されるのはCDBセッションです。
実務でPDBを指定する必要があるのか
実際の業務でOracleDBを使用する際、PDBを明示的に指定する必要がある場合と、指定せずにCDBで操作を行う場合があります。PDBを指定する必要があるのは、特定のPDB内でデータ操作を行いたい場合です。もしCDB内でPDBが複数存在し、各PDBで異なるデータを管理している場合、間違って他のPDBを操作することを防ぐために、PDBを指定して接続することが重要です。
セッションの切り替え方法
PDBに接続するには、SQL*PlusやSQL Developerで接続時に`ALTER SESSION SET CONTAINER=
まとめ
OracleDBを使用する際、CDBとPDBの違いや、セッションの指定方法について理解しておくことが重要です。実務でPDBを指定するかどうかは、運用するデータベースの構成によりますが、セッション切り替えが必要な場合は、SQLで簡単に切り替えることができます。勉強中である場合も、この操作を実務で役立てるために覚えておくと良いでしょう。


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