Windows 11のインストールメディアを作成してUSBメモリにコピーし、OSがインストールされていないPCにインストールする際の方法について解説します。特に、USBメモリから起動する手順と、必要なBIOS設定について詳しくご説明します。
USBメモリからOSをインストールするための準備
USBメモリを使ってWindows 11をインストールするためには、まず、Microsoftの公式ウェブサイトから「Windows 11 インストールメディア作成ツール」を使ってブート可能なUSBメモリを作成する必要があります。
次に、作成したUSBメモリをPCに接続し、PCを再起動してインストール作業を始めます。USBメモリが正しく作成されていれば、USBから起動できるはずです。
USBメモリを挿し、電源を入れるだけでインストールは始まる?
USBメモリを挿し、PCの電源を入れた際、PCが自動的にUSBメモリから起動し、インストール画面が表示されるかどうかは、PCのBIOS設定によります。
多くの場合、USBメモリからの起動を有効にするためには、BIOS設定を変更する必要があります。通常、PCは内蔵のハードドライブから起動するように設定されており、USBメモリからの起動はデフォルトで無効になっていることが多いためです。
USBから起動するためのBIOS設定
USBメモリから起動するためには、BIOS(またはUEFI)の設定で「起動順位」を変更する必要があります。以下の手順を参考にしてください。
- PCの電源を入れたら、すぐに「F2」や「DEL」など、指定されたキーを押してBIOS設定画面に入ります。
- BIOS設定画面で「Boot」や「Boot Order」などのメニューを探し、USBメモリを最優先の起動デバイスに設定します。
- 設定を保存してBIOSを終了し、PCを再起動します。
- USBメモリを挿した状態で、PCが再起動すると、USBからの起動が開始されます。
USBからの起動ができない場合の対処法
万が一、USBメモリから起動できない場合は、以下の点を確認してみてください。
- USBメモリが正しく作成されているか再確認してください。別のPCで作成したUSBメモリを試すのも効果的です。
- BIOSの「Secure Boot」オプションが無効になっているか確認してください。多くのPCでは、「Secure Boot」が有効になっていると、外部メディアからの起動が制限されることがあります。
- USBポートが正常に機能しているか確認してください。別のUSBポートに差し替えると、問題が解決することがあります。
まとめ
Windows 11のインストールをUSBメモリから行うには、まずBIOSでUSB起動を有効にする必要があります。設定を適切に変更すれば、USBメモリから自動的にインストールを開始できます。それでも問題が解決しない場合は、USBメモリの作成方法やBIOS設定を再確認し、適切な手順を踏んでください。


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