AutoCADやBricsCADでハッチング上の線を簡単に選択する方法

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AutoCADやBricsCADでハッチングを使う際、線を選択しようとしても、ハッチング自体が選択されてしまうことがあります。これを回避するためには、いくつかの方法を使って線を正確に選択することが重要です。この記事では、ハッチング上の線を簡単に選択する方法とその設定を解説します。

線を選択する際にハッチングが選ばれてしまう理由

AutoCADやBricsCADでは、ハッチングが線やオブジェクトに密接に関連付けられています。デフォルトでは、クリックした位置に最も近いオブジェクトが選ばれるため、ハッチングの中に埋もれた線を選択することが難しくなります。この問題を解決するためには、線とハッチングを選択するための設定を変更する必要があります。

ハッチングを無視して線を選択する方法

線を選択する際にハッチングを無視するには、いくつかの方法があります。

  • ALTキーを押しながらクリック:AutoCADやBricsCADでは、ALTキーを押しながらクリックすると、ハッチングを無視して線を選択することができます。この方法は簡単で、頻繁に使用する方法です。
  • 選択フィルターを使用:「選択フィルター」を使うことで、特定のオブジェクトタイプのみを選択することができます。これにより、線だけを選択し、ハッチングを避けることができます。
  • オブジェクト選択をロック:選択したい線やオブジェクトをロックして、ハッチングを選ばないようにすることができます。

選択フィルターの設定方法

選択フィルターを使うと、特定のオブジェクトのみを選択することができ、ハッチングの影響を受けずに線を選ぶことができます。選択フィルターを設定する手順は次の通りです。

  • 「選択フィルター」を開く(コマンドラインで「FILTER」を入力)。
  • フィルター設定で、選択したいオブジェクトタイプ(線やポリラインなど)を指定します。
  • 設定を保存し、フィルターを適用して、必要なオブジェクトのみを選択します。

マウスのクリック設定を変更する

マウスのクリック設定を変更して、ハッチングを無視して線を選択できるようにすることも可能です。これを設定することで、よりスムーズに作業できます。

  • 設定メニューで「オプション」を選択。
  • 「選択」タブに移動し、クリックの設定を変更します。ここで、線を優先して選択するように設定することができます。
  • 設定を保存して作業を続けます。

まとめ

AutoCADやBricsCADでハッチング上の線を選択する際、ALTキーを使う方法や選択フィルター、マウス設定の変更などで効率的に作業を進めることができます。これらの方法を駆使することで、線とハッチングの選択を簡単に行うことができ、作業効率が向上します。ぜひ、これらの設定を試してみてください。

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