Fusion 360を使って円柱の表面に、糸鋸で切断するための溝を掘る場合、4軸加工を活用すると効率よく加工できます。特にステップオーバなしで同じ場所を回転させながら切削する場合の設定や手順を解説します。
加工イメージの理解
加工対象は円柱の表面で、スケッチで描いた線に沿って溝を掘ります。イメージとしては、円柱を回転させながら、工具径分の幅の溝を掘る「糸鋸の動作」に近い動きです。
4軸加工を使うことで、テーブル回転(A軸)を利用し、同じ位置で繰り返し切削することが可能です。
スケッチとパスの作成
まず円柱の側面に沿ったスケッチを作成します。スケッチは正確に溝の位置を決めるため、中心線や寸法拘束をしっかり設定します。
次に「2Dカットパス」や「ポケット加工」などを選び、スケッチに沿った切削パスを作成します。工具径を考慮してパス幅を調整してください。
4軸加工の設定
マニュファクチャエクステンションで4軸加工を設定します。円柱を回転させるA軸を指定し、同じ位置で繰り返し切削するモーションを設定します。
ステップオーバーを0に近く設定することで、同じ場所をひたすら掘る動作を実現できます。また、切削深さや送り速度も工具や素材に合わせて調整してください。
シミュレーションと確認
加工前には必ずシミュレーションを行い、工具が円柱表面に沿って正しく動作しているかを確認します。干渉や加工不足の箇所がないかチェックしましょう。
必要に応じて、パスの微調整や回転角度の調整を行います。
まとめ
Fusion 360で円柱表面に糸鋸用の溝を掘る場合、4軸加工を使うと効率的です。スケッチに沿った加工パスを作成し、A軸回転を活用することで、ステップオーバなしで繰り返し切削が可能です。
シミュレーションで動作を確認し、工具径や切削条件を適切に設定することが、正確で安全な加工のポイントです。


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