iPhoneでのSMB接続における「読み取り専用」問題の解決方法【LinkStation LS710D】

ファイル共有、P2P

バッファローのNAS「LinkStation LS710D」を使用している際に、iPhoneの「ファイル」アプリを通じてNASにアクセスした際に「読み取り専用」となり、ファイルの書き込みや削除ができない問題に直面することがあります。この記事では、この問題を解決するためのステップを解説します。

1. 「読み取り専用」問題の原因

「ファイル」アプリを使用してNASに接続した際、書き込みや削除ができない問題は、主にSMB(Server Message Block)プロトコルの設定に関係があります。通常、iPhoneの「ファイル」アプリはSMB 2.1以降のバージョンをサポートしていますが、NAS側の設定や権限設定が適切でないと、アクセス時に読み取り専用モードになってしまいます。

2. 「Documents」アプリとの違い

「Documents」アプリでは書き込みや削除が問題なく行える一方で、「ファイル」アプリでは「読み取り専用」となる理由は、SMB接続時の認証設定や権限の違いによる可能性があります。これにより、iPhoneが接続時に読み取り専用の権限でNASにアクセスすることがあります。

3. 解決方法1: SMB設定の確認

NASのSMB設定が「最小2.1/最大3.1.1」と設定されているとのことですが、iPhoneがSMB 3.0以上のバージョンに対応していることを確認しましょう。SMB 3.1.1への設定が最適ですが、もし問題が解決しない場合、最大バージョンをSMB 2.1に戻してみると改善する場合もあります。

4. 解決方法2: NASの権限設定を確認

ファイルの読み書きに関して、NAS側の共有フォルダの権限設定を確認しましょう。アクセス権限が正しく設定されていない場合、iPhoneからの書き込みができないことがあります。具体的には、NASの管理画面でユーザーの権限を「読み書き可能」に設定する必要があります。

5. 解決方法3: SMB接続の再設定

iPhoneで「ファイル」アプリを使用する際に、再度NASのSMB接続を行うことで、接続に関する設定がリセットされることがあります。iPhoneの「設定」>「Wi-Fi」から、NASのSMB共有設定を削除し、再度接続してみましょう。

6. まとめ

「ファイル」アプリからのアクセス時に「読み取り専用」になる問題は、SMB設定やNASの権限設定が影響しています。適切な設定を行うことで、書き込みや削除が可能となる場合があります。上記の手順を試してみることで、問題の解決に繋がるかもしれません。

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