Rubyの全ての値は基本的にオブジェクトです。Rubyはオブジェクト指向言語であり、整数、文字列、さらには`nil`に至るまで、すべてがオブジェクトとして扱われます。そのため、Rubyで扱うすべての値は何らかのクラスのインスタンスに該当します。
1. Rubyのオブジェクトモデル
Rubyでは、プログラム内で使われる値すべてがオブジェクトです。例えば、数値、文字列、配列、ハッシュなどもすべてオブジェクトです。これらはすべて`Object`クラスのサブクラスにあたるインスタンスです。
例として、数値や文字列のオブジェクトを確認してみましょう。
num = 42
puts num.class # 出力: Integer
text = 'Hello'
puts text.class # 出力: String
上記のコードでは、数値`42`と文字列`’Hello’`がそれぞれ`Integer`クラスと`String`クラスのインスタンスであることが確認できます。
2. `nil`もオブジェクト
Rubyにおける特別なオブジェクトである`nil`も、実は`NilClass`というクラスのインスタンスです。`nil`は「何もない」という意味を持っていますが、それもまたRubyのオブジェクトです。
nothing = nil
puts nothing.class # 出力: NilClass
このように、Rubyでは「何もない」状態さえもオブジェクトとして扱われます。
3. `true`と`false`もオブジェクト
Rubyにおける真偽値である`true`と`false`も、それぞれ`TrueClass`と`FalseClass`というクラスのインスタンスです。
t = true
puts t.class # 出力: TrueClass
f = false
puts f.class # 出力: FalseClass
これらもオブジェクトであり、それぞれのクラスに固有のメソッドが定義されています。
4. 結論: Rubyの値は全てオブジェクト
Rubyでは、整数や文字列、真偽値、さらには`nil`まで、すべてがオブジェクトです。すべての値は何らかのクラスのインスタンスとして振る舞い、そのクラスに定義されたメソッドを呼び出すことができます。この特性はRubyのオブジェクト指向プログラミングの根底にあり、Rubyを使う上で非常に重要な概念です。


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