Excelで環境依存文字を正しくカウントする方法|LEN関数による文字数のズレを解決

Excel

Excelで文字数をカウントする際、LEN関数を使っても環境依存文字にズレが生じることがあります。例えば、「吉」の旧字体(上が土、下が口の形)が2文字としてカウントされてしまう問題です。これは、Excelが特定の環境依存文字を1文字として認識せず、複数の文字に分けてカウントするためです。

LEN関数でのカウントズレの原因

ExcelのLEN関数は、標準的な文字列の長さをカウントしますが、環境依存文字(例えば、絵文字や一部の漢字)については、正しくカウントできない場合があります。これが原因で、特に日本語を扱う際に文字数がズレてしまうことがあります。

例えば、「吉」の旧字体を入力した場合、Excelはこれを2文字としてカウントしてしまうことがあり、名簿などのデータ作成で文字数のズレが問題になることがあります。

環境依存文字に対応する方法

環境依存文字に対するカウントズレを解決するには、文字列の「バイト数」を数える方法を使用するのが有効です。これにより、Excelは環境依存文字を1文字として正しくカウントすることができます。

次のような式を使うことで、環境依存文字を含む文字列も正確にカウントできます。

 =LENB(A1)

この「LENB」関数は、文字列のバイト数をカウントします。日本語の1文字は2バイトとしてカウントされるため、環境依存文字も問題なく1文字としてカウントできます。

具体例:LENB関数を使った文字数カウント

例えば、セルA1に「吉」の旧字体が入力されている場合、次の数式を使用します。

 =LENB(A1)

これにより、Excelは「吉」を1文字としてカウントします。特に名簿やリストなどで、正確な文字数を求める場合に非常に有効です。

まとめ

Excelでの文字数カウントにおいて、環境依存文字のズレが生じる問題は「LENB」関数を使用することで解決できます。LEN関数が環境依存文字を誤って複数文字としてカウントする問題を回避し、正確な文字数を得るためには、バイト数をカウントする「LENB」関数の使用が推奨されます。

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