ティラノビルダーで動的な分岐選択肢を実装する方法

プログラミング

ティラノビルダーを使用して、ゲームやアプリケーションにおける動的な分岐を作成する方法について解説します。質問者が述べたように、選択肢を選んだ後にその選択肢が画面に残り続ける動的な分岐の作成は、ティラノビルダーで十分に実現可能です。この記事ではその手順を詳しく説明します。

1. ティラノビルダーでの分岐の基本

ティラノビルダーでは、選択肢を作成してユーザーが選んだ選択肢に応じて物語を分岐させることが可能です。基本的な分岐作成には「選択肢(Choice)」の機能を使用します。ですが、選んだ選択肢を次回も保持したい場合、通常の分岐機能ではなく、変数(Variable)を使用する必要があります。

2. 動的な選択肢を実現するための手順

質問者が実現したいのは、選択肢を選ぶごとに新しい選択肢が追加され、その後も前に選んだ選択肢を残すというものです。この動作をティラノビルダーで実現するには、以下のような手順を踏みます。

  • 選択肢ごとに変数を設定します。
  • 選択肢を選ぶとその変数が「真」または「偽」に設定され、次回の選択肢に影響を与えます。
  • 変数をチェックして、過去の選択肢を表示する条件を設定します。

例えば、最初の選択肢に「ハンバーグ」と「オムライス」があり、ユーザーが「ハンバーグ」を選択した場合、「ハンバーグ」を選んだことを記録する変数を設定し、次回にその選択肢を含める形で新しい選択肢を表示させます。

3. 実際のコード例と設定方法

以下は、ティラノビルダーで動的な選択肢を実装するための簡単なコード例です。

◆変数設定
[SetVar name=selected_food value=0]
◆選択肢
[Choice label="ハンバーグ" target=1] 
[Choice label="オムライス" target=2]
◆ハンバーグを選んだ場合
[Label target=1]
[SetVar name=selected_food value=1]
[Message "ハンバーグを選びました!"]

◆オムライスを選んだ場合
[Label target=2]
[SetVar name=selected_food value=2]
[Message "オムライスを選びました!"]
◆選択肢の更新
[If exp="$selected_food == 1"]
[Choice label="たこ焼き" target=3]
[Else]
[Choice label="たこ焼き" target=4]
[EndIf]

このコードは、最初に選んだ選択肢に基づいて「たこ焼き」を含む選択肢を動的に表示します。選んだ選択肢が保存され、その後の分岐にも影響を与える仕組みです。

4. 動的な分岐における注意点

動的な分岐の作成において重要なのは、変数の管理です。選択肢が多くなるほど、どの変数がどのタイミングで変更されるかを明確に管理しないと、予期しない動作を引き起こすことがあります。テストを繰り返し、変数が正しく更新されているかを確認しましょう。

5. まとめ

ティラノビルダーで動的な分岐選択肢を作成する方法について解説しました。選択肢を選んだ後、その選択肢を次回に反映させるためには、変数を使って状態を保存し、条件に応じて表示を変更する必要があります。質問者が求めているような動的な分岐が実現可能ですので、ぜひこの方法を試してみてください。

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