Power Queryを使用してSharePointドキュメントライブラリのデータをOneDriveに同期し、Excelでデータ更新を行う方法は便利ですが、他のユーザーが同様の作業を行えるようにするためにはいくつかの設定が必要です。この記事では、他のユーザーがPower Queryを使ってデータを更新できるようにする方法を解説します。
1. Power Queryのクエリの共有設定
最初に確認するべきは、Power Queryで作成したクエリを他のユーザーと共有するための設定です。Power Queryのクエリは通常、Excelファイル内で動作しますが、これを他のユーザーが使えるようにするためには、そのExcelファイルが共有されている必要があります。
具体的には、Excelファイルをクラウド（OneDriveやSharePoint）に保存し、他のユーザーとアクセス権を共有することで、同じクエリを使えるようにします。これにより、他のユーザーがExcelファイルを開いたときに、Power Queryのクエリが自動的に反映されるようになります。
2. データソースへのアクセス権設定
次に確認すべきは、SharePointやOneDriveのデータソースへのアクセス権限です。クエリを使用してデータを更新する際、他のユーザーもそのデータにアクセスできる必要があります。
これには、データが保存されているSharePointのドキュメントライブラリやOneDriveのフォルダに対して、適切なアクセス権を付与する必要があります。他のユーザーに読み取り、書き込み権限を与えることで、Power Queryのクエリが正しく機能します。
3. OneDriveとSharePointの同期設定確認
Power Queryを使う際に、OneDriveやSharePointとローカルのPC間でデータが同期されていないと、クエリが正しく機能しないことがあります。特に、OneDriveに保存されたファイルがローカルPCと同期されていない場合、Excelでのデータ更新が反映されないことがあります。
同期設定を確認し、Excelファイルが常に最新の状態で同期されていることを確認しましょう。これにより、他のユーザーがExcelファイルを開いた際に、最新のデータが反映されるようになります。
4. クエリのパラメータと認証情報の設定
もしPower Queryで使用するデータソースが認証を必要とする場合（例：SharePointやOneDrive）、他のユーザーにも正しい認証情報を提供する必要があります。これにより、他のユーザーも問題なくデータを取得し、更新できるようになります。
特に、データソースへの接続時に必要な認証情報（ログイン情報など）が各ユーザーに正しく設定されていることを確認してください。
まとめ
Power Queryを使って他のユーザーにSharePointのデータ更新を行ってもらうためには、まずExcelファイルをクラウドに保存し、アクセス権を正しく設定することが重要です。また、データソースへのアクセス権と同期設定を確認し、必要に応じて認証情報を設定することで、他のユーザーも問題なくクエリを使用できるようになります。
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