Archicadを使って複数棟のプロジェクトを管理している際、一つの棟だけにスキップフロアや半地下を作りたい場合、フロア設定に関して少し工夫が必要です。この記事では、スキップフロアと半地下を作成するための手順を解説します。
1. フロア設定の基本
まず、Archicadで複数棟のプロジェクトを管理する際の基本的なフロア設定を理解することが大切です。各棟にはそれぞれ異なるフロア設定が必要となるため、棟ごとに設定を分けることをお勧めします。
フロア設定は、各棟に対応する階層を設定し、スキップフロアや半地下のような特殊な構造を作るための土台となります。
2. スキップフロアと半地下の作成
スキップフロアや半地下を作るためには、まずその部分の床面の高さを調整する必要があります。以下の方法でスキップフロアを作成できます。
- 該当する棟のフロア設定を開き、スキップフロアに該当する階層を追加します。
- その階層の高さを変更して、1.5階や2.5階のような中間的な高さに調整します。
- 半地下部分は地下のフロア設定として作成し、地面より下に配置します。
これにより、スキップフロアや半地下部分が正しく配置されます。
3. 基礎の位置と配置の調整
基礎部分の位置も重要です。スキップフロアや半地下の場合、基礎が他の棟と干渉する可能性があるため、以下の手順で調整します。
- フロア設定でスキップフロアを設定した後、その基礎を別の階層として設定します。
- 基礎が正しく配置され、他の棟が浮かないように高さを調整します。
これにより、他の棟との干渉を避けることができます。
4. 1.5階から2.5階までの壁の作り方
1.5階や2.5階の壁を作成する場合、以下の手順で壁を作成します。
- 壁ツールを選択し、該当する階層に合わせた壁の高さを設定します。
- 壁の高さが合っているか確認しながら配置します。
- 1.5階や2.5階の壁が他のフロアと自然に接続するように調整します。
これにより、スキップフロアや半地下と他の階層が整合性を持って配置されます。
まとめ
Archicadでスキップフロアや半地下を作成する際には、フロア設定の調整と基礎の配置に注意が必要です。フロア設定で高さを調整し、壁や基礎の配置を工夫することで、複数棟が干渉せずにスムーズに配置できます。これらの方法を使って、効率的にプロジェクトを進めてください。

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