AutoCADのブロックエディタで編集を行った後、保存して閉じるとモデル空間に戻りますが、その際に全体表示になってしまう問題が発生することがあります。今回はその原因と解決方法を解説します。
全体表示になってしまう原因
この問題は、特定の設定や動作によって引き起こされることが多いです。以下の原因が考えられます。
- ビュー設定の変更: ブロックエディタでの編集後、モデル空間に戻るときに、ビューがリセットされる場合があります。
- 保存時のカメラ設定: 編集を終了した際に、AutoCADが現在のビュー状態を保存し、次回起動時にその状態を反映する設定になっている可能性があります。
- ユーザー設定の問題: 他のユーザーが編集した場合に設定が変更されることがあります。
解決方法
以下の手順を試すことで、全体表示ではなくブロックエディタの直前の画面に戻すことができるようになります。
- 1. ビュー設定を保存する: 編集作業の前に、モデル空間の現在のビューを保存しておき、編集後にそのビューを復元できるようにします。ビュー設定は「ビュー」タブからアクセスできます。
- 2. オートセーブ機能の設定を確認: AutoCADのオートセーブ設定を確認し、保存時にビューがリセットされないように設定を変更します。
- 3. 編集前のビューに戻す: ブロックエディタを閉じる際に、表示される「前回のビューを復元する」オプションを有効にします。
- 4. ユーザー設定のリセット: 他のユーザーが設定を変更した場合、その設定が影響している可能性があります。自分の設定をリセットして元の状態に戻してみましょう。
まとめ
AutoCADでブロックエディタを使った後に全体表示になってしまう問題は、ビュー設定や保存時のカメラ設定が原因であることが多いです。これらの設定を見直すことで、再度ブロックエディタに入る前の画面に戻せるようになります。


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