Googleスプレッドシートでの動的なプルダウンリストの作成方法

Excel

Googleスプレッドシートで、あるセルの選択によって別のセルのプルダウンリストを動的に変更することは非常に便利な機能ですが、これを実現する方法に迷うこともあります。特に、プルダウンリストの内容が別のシートから動的に表示されるようにするための方法について解説します。

1. Googleスプレッドシートでの動的なプルダウンリストとは?

Googleスプレッドシートでは、セルに入力できる値を制限する「データの入力規制」を設定することができます。通常、プルダウンリストを作成するためには、リストの値を手動で入力するか、名前付き範囲を使って設定します。

動的なプルダウンリストを作成するには、選択肢が他のセルやシートに依存している場合に、これを自動的に切り替える仕組みが必要です。たとえば、C2セルにB2セルのプルダウンリストを使い、B2セルで「A」を選択した場合にはAシートのB2:B10のデータを、B2セルで「B」を選択した場合にはBシートのB2:B10を表示するようにしたい場合です。

2. INDIRECT関数と名前付き範囲を使った方法

質問者が言及したように、「INDIRECT関数」と「名前付き範囲」を組み合わせることで、セルの値に応じて動的に別のデータをプルダウンリストとして表示することができます。名前付き範囲は、スプレッドシート内のセル範囲に名前をつけることができ、INDIRECT関数を使うことでその名前を参照してデータを表示させることができます。

例えば、Aシートに「A」という名前の範囲を、Bシートに「B」という名前の範囲を設定した場合、次のように設定します。

  • 名前付き範囲の設定:「A」範囲にはAシートのB2:B10を、同様に「B」範囲にはBシートのB2:B10を設定します。
  • C2セルのデータ規制:C2セルの「データの入力規制」を開き、「リストから選択」を選択し、リスト範囲に「=INDIRECT(B2)」と入力します。

これにより、B2セルに「A」を選択すればAシートのB2:B10が表示され、「B」を選べばBシートのB2:B10が表示されるようになります。

3. INDIRECT関数を使う際の制限と回避方法

質問者の指摘通り、Googleスプレッドシートでは「データの入力規制」の範囲でINDIRECT関数を使用できない場合があります。この制限を回避するために、以下の手順を試してみてください。

  • 別シートで範囲を設定:INDIRECT関数が直接入力規制のリストに使えない場合、事前に動的なリストを作成し、その範囲を入力規制に指定する方法があります。たとえば、別のシートに動的に更新されるリストを作成し、そのシートのセル範囲をリストとして設定します。
  • スクリプトを使用:Google Apps Scriptを使用して、プルダウンリストの動的変更を自動化することもできます。これにより、INDIRECT関数の制限を回避し、より柔軟に動的なプルダウンを作成できます。

4. まとめ:Googleスプレッドシートでの動的プルダウンリスト作成のポイント

Googleスプレッドシートで動的なプルダウンリストを作成するためには、INDIRECT関数や名前付き範囲を活用することが有効ですが、制限がある場合もあります。その場合、別シートで動的なリストを作成して入力規制を設定するか、Google Apps Scriptを使って自動化する方法があります。

もし動的プルダウンがうまくいかない場合は、再度設定を確認し、制限を回避する方法を試してみましょう。これで、目的の動的プルダウンリストが作成できるはずです。

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