Excelで複数の4桁の数字を比較し、一致している数字の個数に応じて〇を出力する方法について解説します。たとえば、D列とE列に入力された4桁の数字を比較して、どの数字が一致するかを確認する方法です。この記事では、Excelでの関数の使い方とその設定方法を紹介します。
1. 比較関数を使って一致する数字をカウントする
ExcelでD列とE列の4桁の数字を比較して、一致した数をカウントするには、文字列の比較を行う関数を使うことが効果的です。数字ごとに一致しているかどうかを確認するためには、次のような手順で設定します。
1. 比較したいD列とE列の数字を選択します。
2. 新しい列に比較するための関数を入力します。例えば、C21セルに以下の式を入力します。
=SUMPRODUCT(–(MID(D21,ROW(INDIRECT(“1:4”)),1)=MID(E21,ROW(INDIRECT(“1:4”)),1)))
2. 関数の使い方と解説
上記の式では、SUMPRODUCT関数を使用して、D21とE21に入力された4桁の数字の各桁を比較しています。
具体的には、MID関数を使って各桁を抽出し、ROW関数で1から4の範囲を指定しています。そして、–演算子で論理値(TRUE/FALSE)を数値に変換し、一致した数をカウントします。
この方法を使用することで、4桁の数字に含まれる一致する桁数を自動的に数えることができます。もし、3つの桁が一致した場合は「3」、2つの桁が一致すれば「2」と出力されます。
3. 結果に応じて〇を出力する方法
一致した桁数に基づいて、セルに〇を出力したい場合には、IF関数を使って条件を設定します。
1. 上記のカウント式をIF関数で包みます。
例えば、F21セルに次のように入力します:
=IF(SUMPRODUCT(–(MID(D21,ROW(INDIRECT(“1:4”)),1)=MID(E21,ROW(INDIRECT(“1:4″)),1)))=3,”〇”,””)
4. 手順をまとめた式と活用方法
この式では、3つの桁が一致した場合に「〇」を表示するように設定しています。必要に応じて、一致した数に応じて表示する内容を変更することができます。例えば、2つ一致すれば「△」、1つ一致すれば「×」を表示するように変更することも可能です。
この方法を活用することで、大量のデータを簡単に比較し、一致した桁数を簡単に確認できます。特に、データの整合性を確認する場合などで便利です。
5. まとめ
Excelで4桁の数字を比較し、一致した桁数をカウントする方法について解説しました。MID関数とSUMPRODUCT関数を使って一致する桁を確認し、IF関数を使ってその結果に応じた表示を行う方法です。これを応用することで、データの一致を簡単にチェックすることができます。


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