SolidWorksでIAM(アセンブリ)ファイルを開く際に、関連する部品ファイル(IPTファイル)が同時に開かれることがあります。これが原因でPCが重くなり、作業に支障をきたすことがあります。本記事では、IAMファイルのみを開き、関連する部品ファイルを開かない方法を解説します。
SolidWorksでIAMファイルを開く基本的な方法
SolidWorksでIAMファイルを開くには、まず「ファイル」メニューから「開く」を選択し、対象のIAMファイルを選びます。通常、この操作でIAMファイルと関連する部品ファイル(IPTファイル)が同時に読み込まれますが、この動作を制限する方法について説明します。
通常の操作では、アセンブリファイル(IAMファイル)はその部品(IPTファイル)をリンクとして持っています。このため、アセンブリファイルを開くと、それに関連する部品ファイルも自動的に開かれます。
IAMファイルのみを開く方法
IAMファイルを開いたときに関連する部品ファイルを自動的に開かないようにするには、いくつかの設定を変更する必要があります。まず、SolidWorksのオプションで「部品ファイルの自動読み込みを無効化する」設定を試してみましょう。
1. SolidWorksを起動し、「ツール」 > 「オプション」を選択します。
2. 「システムオプション」タブを選び、「ファイルオープン」セクションに移動します。
3. 「部品ファイルを自動的に開く」を無効にする設定を行います。
この設定により、IAMファイルを開く際に関連する部品ファイル(IPTファイル)が自動で開かれることを防ぐことができます。
PCへの負荷を減らすための追加設定
部品ファイルが自動で開かないように設定した後も、PCのパフォーマンスを向上させるためにはさらにいくつかの方法を検討できます。
1. 「軽量オープン」機能を使用して、部品ファイルを読み込む際の負荷を軽減します。
2. 不要な部品やアセンブリの表示をオフにして、作業時に必要な部分だけを表示させることで、PCへの負荷を減らします。
IAMファイルとIPTファイルの関連付けを解除する方法
一部のユーザーは、IAMファイルを開いた際に、関連するIPTファイルを手動で選択しなくても良いように設定を解除したい場合があります。この場合、部品ファイルの関連付けを解除する方法が有効です。
1. 部品ファイルのパスを変更して、開かないようにすることができます。
2. 必要に応じて、部品ファイルのリンクを解除することも可能です。
まとめ
SolidWorksでIAMファイルを開く際に、関連する部品ファイル(IPTファイル)を同時に開かないようにするには、設定を調整することで解決できます。これにより、PCの負荷を軽減し、スムーズに作業を進めることができます。また、「軽量オープン」や「表示設定」を駆使して、より効率的な作業環境を作ることが可能です。


コメント