Raspberry Pi PicoとDFPlayer MiniでMP3ファイルをフォルダ別に再生する方法

プログラミング

Raspberry Pi PicoでDFPlayer Miniを使ってMP3ファイルを再生する際、MicroPythonを使ってフォルダ別にMP3ファイルを管理したいという質問がありました。この記事では、MP3ファイルをフォルダ別に整理し、正しく再生できるようにするための方法について解説します。

問題の概要

質問者は、Raspberry Pi PicoとDFPlayer Miniを使って、MicroSDカード上に2つのフォルダ(0001など)を作り、その下にMP3ファイルを格納して再生しようとしていました。音楽ファイルはそれぞれのフォルダ内に置き、シリアル通信を通じてDFPlayer Miniに再生指示を送っているが、上手く動作しないという問題が発生しています。

DFPlayer Miniのシリアル通信について

DFPlayer Miniは、シリアル通信を使ってMP3ファイルの再生を制御します。コマンドをシリアルポート経由で送信することで、特定の曲を再生したり、停止したりできます。しかし、コマンドを正しく送信するためには、ファイルやフォルダの名前付けやコマンドの形式に注意が必要です。

特に、ファイル名やフォルダ名を設定する際には、DFPlayer Miniが読み取れる形式で保存することが重要です。フォルダ名やファイル名の命名規則が間違っていると、再生がうまくいきません。

フォルダ名とファイル名の命名規則

DFPlayer Miniでは、ファイルとフォルダの名前付けに厳密な規則があります。MP3ファイルのフォルダを作成し、その中にファイルを配置する場合、フォルダ名とファイル名は数字でなければならないことが多いです。

例えば、フォルダ名を「0001」とし、その中に「0001.mp3」などの名前でファイルを配置します。この命名規則を守らないと、DFPlayer Miniがファイルを認識できない場合があります。

シリアル通信のコマンド例

シリアル通信でDFPlayer Miniにコマンドを送る際、基本的なコマンドは以下のようになります。

0x7E, 0xFF, 0x06, 0x0F, 0x00, 0x01, 0x01, 0xEF

このコマンドは、DFPlayer Miniにフォルダ「0001」にある最初のファイル「0001.mp3」を再生させるものです。コマンドの内容には、フォルダ番号と曲番号を指定する部分があります。指定する番号が間違っていると、再生されませんので、ファイル名やフォルダ名が正しいか再確認してみましょう。

トラブルシューティング

もし、上記の方法を試してもうまくいかない場合、以下の点をチェックしてみてください。

  • ファイル名やフォルダ名がDFPlayer Miniの規則に従っているか確認する。
  • コマンドが正しく送信されているか、シリアル通信の設定を再確認する。
  • MicroSDカードが正しくフォーマットされているか確認する(FAT32形式など)。
  • DFPlayer Miniのハードウェア接続に問題がないか確認する。

まとめ

Raspberry Pi PicoとDFPlayer Miniを使ったMP3ファイルの再生は、ファイル名やフォルダ名、シリアル通信のコマンドに注意すればうまくいきます。正しい命名規則に従い、コマンドを正確に送信することで、MP3ファイルをスムーズに再生できるようになるはずです。

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