InDesignからPDF書き出し時に周りの白い部分が消える問題の解決方法

画像処理、制作

InDesignで作成したデザインをPDF形式で書き出す際に、周りの白い部分が消えてしまうという問題が発生することがあります。この現象は、特定の設定を変更することで解決できます。この記事では、InDesignからPDFを書き出す際に発生する白い部分の消失問題を解決する方法を解説します。

1. PDF書き出し時の設定の確認

InDesignからPDFをエクスポートする際、ページの余白部分が自動的にカットされてしまう場合があります。これは、PDF書き出し時の設定が適切でないことが原因です。特に、「トリムボックス」や「アートボックス」などの設定が関係しています。

設定を変更するには、PDF書き出しダイアログボックスの「書き出し設定」タブで、「アートボックス」や「トリムボックス」を選択することが重要です。

2. 「トリムボックス」を選択する方法

「トリムボックス」は、InDesignで作成したドキュメントの印刷可能領域を定義するボックスです。このボックス内に収める形でPDFを出力することができます。トリムボックスを選択することで、余分な部分がカットされずにPDFとして出力されるようになります。

次の手順で設定を行います。

  • InDesignで「ファイル」>「書き出し」を選択します。
  • 「書き出し設定」の「PDF(印刷)」オプションを選択します。
  • 「ページ」タブで、「トリムボックス」を選択します。
  • その他、必要な設定を行い、「保存」をクリックします。

3. アートボックスの設定

アートボックスは、印刷物としてのデザインの端を示すボックスで、ページの内容に合わせたエクスポートが可能です。これを選択することで、余白部分が意図的に含まれる形でPDFを作成できます。

アートボックスを選ぶ場合も、「PDF書き出し」ダイアログボックスで「アートボックス」を選択し、必要な設定を行ってください。

4. その他の注意点

もし設定を変更しても問題が解決しない場合は、以下の点を確認してみましょう。

  • 使用しているフォントや画像に問題がないか。
  • InDesignのバージョンが最新であるか。
  • PDF書き出し時の解像度設定が適切であるか。

これらの点をチェックすることで、PDF書き出し時に発生する問題をさらに絞り込むことができます。

5. まとめ

InDesignからPDFを出力する際に周りの白い部分が消える問題は、トリムボックスやアートボックスの設定を変更することで解決できます。設定を見直すことで、PDF書き出し時に必要な部分を正しく出力できるようになります。これらの方法を試してみて、問題を解決しましょう。

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