MacOSのアップデート後に、SafariやDiscord、App Storeなどのアプリケーションが起動しない、または接続できないという問題が発生することがあります。特にWi-Fi接続が正常で、再起動やネットワーク設定の変更を行っても改善しない場合、どうすれば解決できるのでしょうか?この記事では、MacBook Air(M1, 2020)で発生したこの問題の解決策を詳しく解説します。
MacOSアップデート後のアプリケーションの不具合とは
MacOSのアップデート後に、SafariやApp Storeなどが起動しない問題は、ネットワーク関連の設定やシステムファイルの不具合が原因であることが多いです。このような不具合は、アップデートが不完全に終わったり、システム内のキャッシュや設定が壊れることで発生することがあります。
問題が発生した場合、まずは基本的な確認事項として、インターネット接続や空き容量、再起動を試みますが、それでも解決しない場合は、さらに詳細な対処方法を試す必要があります。
解決策1: Wi-Fi接続を再確認
まず最初に確認すべきことは、Wi-Fi接続の状態です。接続先を変更したり、Wi-Fiルーターを再起動したりすることで、接続の不具合が解消されることがあります。また、特定のネットワークでのみ接続ができない場合は、ネットワーク設定に問題がある可能性もあります。
Wi-Fi接続を再確認し、他のネットワークに接続してみることで、インターネット接続自体に問題があるのか、Mac側の設定に問題があるのかを切り分けることができます。
解決策2: SMCリセット(システム管理コントローラーのリセット)
SMC(システム管理コントローラー)のリセットを試すことで、Macのハードウェア設定が初期化され、アプリケーションが正常に動作するようになることがあります。特に、電源やバッテリーに関連する問題、またはMacOSの一部のシステムエラーが原因でアプリが起動しない場合、SMCリセットは有効です。
SMCリセットは、次の手順で行います。
- Macをシャットダウンします。
- 電源ボタンを10秒間長押しします。
- 電源ボタンを放し、再度Macを起動します。
解決策3: PRAM/NVRAMのリセット
次に試すべきは、PRAM(Parameter RAM)またはNVRAM(Non-Volatile Random-Access Memory)のリセットです。これにより、MacOSの設定に関連する問題が解消されることがあります。PRAMやNVRAMのリセットを行うことで、音量、画面解像度、起動ディスクの設定などが初期化され、アプリの起動不具合が解決する場合があります。
PRAM/NVRAMリセットの手順は以下の通りです。
- Macをシャットダウンします。
- 電源ボタンを押しながら、Option + Command + P + Rキーを同時に押します。
- 約20秒間保持した後、キーを離します。
- Macが再起動したら、設定を再確認します。
解決策4: macOSの再インストール
上記の方法を試しても問題が解決しない場合、macOSを再インストールすることで、システムの不具合を解消できることがあります。macOSの再インストールは、データを保持したままシステムファイルのみを再インストールする方法です。これにより、破損したシステムファイルが修復され、アプリが正常に動作する可能性があります。
再インストール方法は以下の通りです。
- Macを再起動し、Command + Rを押しながら起動します。
- macOSユーティリティの画面が表示されたら、「macOSの再インストール」を選択します。
- 画面の指示に従ってインストールを進めます。
まとめ
MacOSアップデート後にアプリが起動しない問題は、ネットワーク接続やシステムファイルの不具合が原因であることが多いです。まずはWi-Fi接続を確認し、その後はSMCリセットやPRAM/NVRAMリセットを試すことをお勧めします。それでも解決しない場合は、macOSの再インストールを検討しましょう。これらの方法で、問題が解決することが多いです。
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