AutoCADで角度の精度を常に小数点以下まで表示する設定方法

CAD

AutoCADを使用している際に、角度を入力したときに「20°」や「30°」といった整数が表示され、小数点以下まで表示させるには設定を変更する必要があります。この記事では、AutoCADで常に小数点以下を表示させる方法を解説します。

AutoCADの角度表示のデフォルト設定

AutoCADでは、デフォルトで角度は整数で表示される設定になっています。特に角度を測定したり入力したりすると、数値が「20°」や「30°」などの整数で表示されることがよくあります。しかし、精度を上げて小数点以下も表示したい場合には設定を変更する必要があります。

小数点以下を表示する設定方法

AutoCADで角度を小数点以下まで表示するには、設定メニューから「寸法スタイル」を変更します。以下の手順で設定できます。

  • 手順1: コマンドラインに「DIMSTYLE」と入力してEnterを押します。
  • 手順2: 「寸法スタイル管理」ウィンドウが表示されるので、現在の寸法スタイルを選択し、「修正」をクリックします。
  • 手順3: 「寸法スタイルの修正」ウィンドウが開いたら、「寸法」タブを選択します。
  • 手順4: 「角度」セクションで「小数点桁数」を指定するオプションがありますので、そこを「0.000」に設定します。
  • 手順5: 設定を保存して、「OK」をクリックします。

設定を保存することで、全てのファイルで適用する方法

上記の設定を変更した後、これをデフォルトの設定として保存しておくことで、新たに開いたファイルでも常に小数点以下の表示を維持できます。設定を保存するには、寸法スタイルを保存し、他のファイルに適用することができます。

トラブルシューティング

もし、設定を変更しても小数点以下が表示されない場合、以下の点を確認してください。

  • 設定が正しく保存されているか: 寸法スタイル設定が保存されているか確認します。
  • ファイルの設定を適用する: 他の既存ファイルに設定を適用する場合は、ファイルごとに設定変更を反映させる必要があります。
  • AutoCADのバージョンを確認: 使用しているバージョンが最新であるか確認し、必要に応じてアップデートを行います。

まとめ

AutoCADで角度の精度を小数点以下まで表示するためには、寸法スタイル設定を変更することが必要です。設定を変更することで、全てのファイルで精度の高い角度表示が可能になります。問題が発生した場合は、設定を再確認したり、AutoCADのアップデートを行ったりすることが有効です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました