CLIP STUDIO EXで下描きレイヤーと線画レイヤーを統合後、下描き線を消す方法

CLIP STUDIO EXを使用していて、下描きレイヤーと線画レイヤーを統合して保存してしまった場合、下描き線のみを消す方法について解説します。レイヤーを統合した後でも、誤って保存した線を消す方法はいくつかあります。以下にその方法を詳しく説明します。

1. 統合後のレイヤーで線を消す方法

まず、下描きレイヤーと線画レイヤーを統合した後、統合されたレイヤー内で下描き線のみを消す方法について説明します。

1. 「消しゴムツール」を選択します。消しゴムツールの設定で、「硬さ」を調整し、消す線の太さを設定します。
2. 「レイヤー」を選択し、統合されたレイヤーに適用される「選択範囲を保持」機能を活用します。これにより、下描き線のみにマスクをかけて消すことができます。

もう一つの方法は、「色選択」機能を使って、特定の色（下描き線の色）だけを選択し、消去する方法です。下描き線の色が線画と異なっている場合、この方法で素早く消去することができます。

1. 「選択範囲」→「色選択」を選び、下描き線の色を選択します。
2. 選択範囲内の下描き線だけが選択されるので、これを消しゴムツールで消去します。

レイヤーを統合してしまった場合でも、元の線を残しつつ下描き線を消したい場合、レイヤーを複製して操作する方法があります。

1. 統合したレイヤーを複製します（右クリックで「レイヤーを複製」）。
2. 複製したレイヤーで下描き線を消去し、線画部分をそのままにしておきます。これにより、元のレイヤーに影響を与えず、下描き線のみを削除できます。

レイヤーマスクを使うことで、後からでも下描き線のみを非表示にすることができます。レイヤーマスクは、非破壊的な方法で部分的にレイヤーを消去するため、元の内容を保持しつつ修正が可能です。

1. 統合されたレイヤーを選択し、「レイヤーマスクを追加」を選択します。
2. マスク部分に消しゴムツールで下描き線のみを消します。マスクを使うことで、後からでも簡単に修正が可能です。

CLIP STUDIO EXで下描きレイヤーと線画レイヤーを統合後に下描き線を消す方法はいくつかあります。消しゴムツールや色選択、レイヤーマスクを使うことで、元の線を維持しつつ、不要な部分を消去できます。これらの方法を使い分けることで、作業効率が向上し、簡単に下描き線を消すことができます。