Power Appsでテキスト入力からギャラリーに表示、SharePointへの一括登録を行う方法

Office系ソフトウェア

Power Appsでテキスト入力した値をギャラリーに表示し、ボタンを押すことでその内容をSharePointに一括で登録する方法について質問がありました。このようなシナリオを実現するための手順とエラー解決策について詳しく解説します。

1. エラーメッセージ「名前が無効です’Text’は認識されません」の原因

Power Appsで発生する「名前が無効です’Text’は認識されません」というエラーは、通常、テキスト入力コントロールの参照に誤りがある場合に発生します。具体的には、`TextInPut_name.Text`という参照が正しく設定されていない可能性があります。

このエラーを解決するには、テキスト入力コントロールの名前を再確認し、正確に参照できているかを確認することが重要です。テキスト入力コントロールの名前が間違っている場合、`TextInPut_name`ではなく、実際の名前(例えば、`TextInput1`)を使用する必要があります。

2. Collect関数を使用してデータをコレクションに保存する

データをコレクションに保存するために使用する関数`Collect`は、適切な構文で設定されていれば機能します。たとえば、`Collect(test, {name: TextInput_name.Text})`と記載した場合、`TextInput_name.Text`が正しく参照できる場合にデータが正常にコレクションに追加されます。

もし、`TextInput_name.Text`の部分が誤っている場合、他のテキスト入力コントロール名(例:`TextInput1.Text`)を使ってみてください。

3. ギャラリーへのデータ表示

データがコレクションに追加されたら、そのデータをギャラリーに表示するために、ギャラリーの`Items`プロパティにコレクション名を設定します。たとえば、`Items`プロパティに`test`を設定することで、コレクション`test`のデータがギャラリーに表示されるようになります。

ギャラリー内の各アイテムに`name`フィールドを表示するには、ラベルの`Text`プロパティに`ThisItem.name`を設定します。これにより、コレクション内の各アイテムがギャラリーで表示されます。

4. SharePointへのデータ登録

最後に、データをSharePointに一括で登録するための方法についてです。`Patch`関数を使用して、コレクション内の各データをSharePointリストに追加することができます。たとえば、`ForAll(test, Patch(YourSharePointList, Defaults(YourSharePointList), {name: ThisRecord.name}))`というコードを使うことで、コレクション`test`の各レコードをSharePointリストに登録することができます。

この`ForAll`関数は、コレクション内の各アイテムを繰り返し処理して、`Patch`関数でSharePointリストにデータを追加します。

5. まとめ:Power Appsでのデータ入力とSharePoint登録

Power Appsでテキスト入力したデータをギャラリーに表示し、SharePointに一括で登録する方法は、`Collect`、`ForAll`、`Patch`関数を使用することで実現できます。また、エラーが発生した場合には、テキスト入力コントロールの名前や参照が正しいか確認することが重要です。

これらのステップを順に試すことで、スムーズにデータ入力からSharePointへの登録を行うことができます。

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