Power Automate DesktopでExcelをSharePointに格納する方法とエラー解決策

プログラミング

Power Automate Desktop(PAD)を使用して、ExcelファイルをSharePointに格納する方法は、業務効率化を図るために非常に有用です。しかし、実際にフローを作成している際、エラーに直面することがあります。このガイドでは、特に「ファイルを開くことができません」といったエラーを解決するためのステップを解説します。

Power Automate Desktopのフローを理解する

Power Automate Desktopを使用して、ExcelファイルをSharePointに格納するプロセスは複数のステップで構成されています。最初に、CSVファイルをダウンロードし、Excelで処理を行い、その後SharePointに格納する流れです。

エラーの原因と解決方法

「ファイルを開くことができません。ファイル形式またはファイル拡張子が正しくありません。」というエラーが発生する原因として、主に以下のことが考えられます。

1. Excelファイルの形式に問題がある

このエラーは、Excelファイルが正しい形式で保存されていない場合に発生することがあります。特に、ファイル形式が「.xlsx」ではなく、古い形式(例:「.xls」)で保存されていると、SharePointで開けないことがあります。

2. SharePointでサポートされていないファイル拡張子

SharePointでは、特定のファイル形式しかサポートしていないため、誤った形式でファイルを保存した場合にもエラーが発生します。SharePointがサポートしている形式に変換する必要があります。

Excelファイルを正しく保存する方法

Excelファイルを「.xlsx」形式で保存することが、エラー解決への第一歩です。Power Automate DesktopでExcelを保存するアクションには、以下の設定を使用します。

ExcelをOpenXml形式で保存する

「Excel.CloseExcel.CloseAndSaveAs」アクションを使用して、ファイルを「Excel.ExcelFormat.OpenXmlWorkbook」形式で保存します。これにより、最新のExcel形式で保存され、SharePointでの利用が可能となります。

SharePointにファイルをアップロードする方法

ファイルを正しい形式で保存した後、次にSharePointにファイルをアップロードするステップが必要です。このプロセスを行うためのアクションとして、「ファイル作成」アクションを使用します。

「ファイル作成」アクションの設定方法

以下の手順で「ファイル作成」アクションを設定します。

  • サイトのアドレス:あなたのSharePointサイトのURLを指定します。
  • フォルダーのパス:格納するフォルダーのパスを指定します。
  • ファイル名:ファイル名には動的な値(例: 日付など)を追加します。
  • ファイルコンテンツ:先ほど変換したバイナリデータを指定します。

これらの設定を行うことで、ファイルは問題なくSharePointにアップロードされます。

まとめ

Power Automate Desktopを使用してExcelファイルをSharePointに格納する際には、正しいファイル形式と拡張子で保存することが重要です。特に、Excelファイルを「.xlsx」形式で保存し、SharePointにアップロードするための正しいアクション設定を行うことが、エラー解決への鍵となります。

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