ネット脅威ブロッカー2には、UPnP(Universal Plug and Play)による危険ポートの開放という設定項目があります。この設定が「許可」になっている場合、インターネット上の特定のサービスやアプリケーションが自動的にポートを開放することを許可します。しかし、セキュリティの観点からは、これに注意が必要です。本記事では、「許可」と「ブロック」による違いや、実際に「ブロック」にした場合の影響について詳しく解説します。
1. UPnPによる危険ポートの開放とは?
UPnPとは、ネットワーク機器が自動的に設定を変更して通信を容易にするためのプロトコルです。これを使用することで、例えばオンラインゲームやストリーミングサービスなどが、自動的に必要なポートを開放して接続を確立することができます。しかし、UPnPを許可したままだと、不正なアプリケーションやマルウェアがポートを開放してしまう危険性があるため、注意が必要です。
2. 「許可」の場合と「ブロック」の場合の違い
「許可」に設定されている場合、UPnPはアプリケーションやサービスが必要に応じてポートを開放することを許可します。これにより、接続や通信がスムーズに行われる場合がありますが、セキュリティリスクも伴います。一方、「ブロック」に設定することで、UPnPによる自動ポート開放を防止することができますが、これにより一部のアプリケーションやサービスで接続に支障が出る場合もあります。
3. 「ブロック」にした場合の影響
UPnPを「ブロック」に設定すると、特定のアプリケーションが自動的にポートを開放できなくなります。例えば、オンラインゲームやビデオ通話、リモートデスクトップなどの一部サービスに影響が出る場合があります。ポート開放が必要なアプリケーションは手動で設定を行う必要がありますが、セキュリティリスクを軽減できるため、特に不正アクセスを防ぎたい場合には「ブロック」の方が安全です。
4. どちらの設定が良いか?
セキュリティを重視するなら、「ブロック」に設定することを推奨します。不正アクセスを防ぐために、UPnPによる自動的なポート開放を制限することが重要です。しかし、オンラインゲームや特定のアプリケーションが必要とする場合は、ポート開放を手動で設定し、リスクを最小限に抑えることができます。利用シーンに応じて、設定を変更するのが最適です。
5. まとめ
ネット脅威ブロッカー2のUPnP設定を「許可」にすることで、便利なサービスを自動で使用できる反面、セキュリティリスクが高まります。一方で、「ブロック」に設定することでセキュリティを高めることができますが、一部サービスに支障をきたす可能性もあります。セキュリティを優先するなら「ブロック」を推奨しますが、必要に応じて手動で設定を行うと良いでしょう。


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