InDesignで名簿のテキストを1人ずつ流し込む方法

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InDesignを使用して名簿などのテキストデータを1人ずつテキストボックスに流し込む際に、全てのテキストが一度に流し込まれてしまう問題が発生することがあります。この問題を解決するために、テキストボックスを分けて1人ずつ入力する方法を紹介します。

1. 文字通りにテキストボックスを分ける方法

InDesignでは、テキストを一度に流し込むのではなく、各テキストボックスに対して個別に流し込むことができます。これにより、1人ずつ名前やデータを入力することが可能になります。以下の方法を試してみましょう。

手順:

  • 「挿入」メニューから「テキストフレームの作成」を選択し、個別にテキストボックスを配置します。
  • 次に、「ファイル」→「配置」を選択し、名簿データをインポートします。
  • 「Alt」キーを押しながら、各テキストボックスを1つずつ選んで、1人分ずつテキストを流し込む方法を使います。

これにより、テキストが1人ずつ確実に流し込まれます。

2. 残りのテキストを避ける方法

「Alt」を押しながらクリックしても全てのテキストが流れ込んでしまう場合、テキストの流し込み設定を再確認することが重要です。

対策:

  • 「配置」ダイアログボックス内で「リンク」オプションが有効になっていないか確認しましょう。
  • もしリンクが有効になっていると、次々に全てのテキストが流れ込むため、これを無効にします。
  • テキストの「段落スタイル」や「タブ設定」なども確認して、必要に応じて修正しましょう。

3. 複数のデータを効率よく流し込む方法

名簿データなど、複数の項目がある場合、1人ずつ手動で入力するのは時間がかかります。効率よく作業を進めるための方法を紹介します。

効率的な方法:

  • CSV形式などでデータを整形し、InDesignの「データマージ」機能を使用します。これにより、1つのテンプレートに対して、名簿の全てのデータを自動で流し込むことができます。
  • 「データマージ」では、項目ごとのフィールドを設定して、自動で各データを配置することが可能です。

この方法を使えば、手動で1人ずつ入力する手間を省くことができ、作業時間の短縮に繋がります。

4. 自動化ツールの活用

InDesignには、データの流し込み作業を効率化するためのスクリプトやプラグインもあります。これらを活用することで、作業がさらに楽になります。

おすすめのツール:

  • 「EasyCatalog」などのプラグインを使えば、CSVやExcelのデータを自動でInDesignに流し込むことができ、作業を大幅に効率化できます。
  • スクリプトを使って、特定のフィールドごとにテキストを自動で配置することも可能です。

まとめ

InDesignで名簿のテキストを1人ずつ流し込む方法には、テキストボックスを個別に配置する方法や、データマージ機能を活用する方法、さらには自動化ツールを使う方法があります。自分の作業スタイルに合った方法を選んで、効率よく作業を進めましょう。

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