Windows 11の共有フォルダ設定方法|特定のフォルダのみを共有する手順

Windows 全般

Windows 11でデスクトップにある特定のフォルダを共有したいが、ユーザーフォルダなど他のフォルダも表示されてしまうという問題について、どのように設定を調整するかについて解説します。この記事では、デスクトップの共有フォルダだけを共有する方法を紹介します。

Windows 11での共有フォルダ設定の基本

まず、Windows 11で特定のフォルダを共有する基本的な手順を確認します。共有フォルダを作成し、ネットワーク上で他のPCからアクセスできるようにするためには、「詳細な共有」を設定し、「Everyone」にフルコントロールの権限を与える必要があります。

この設定を行った後、ネットワーク上でそのフォルダにアクセスできるようになりますが、他のユーザーフォルダまで見られてしまうことがあります。これは、共有設定が適用されたユーザーフォルダ全体に影響を与える場合があるためです。

共有フォルダ設定時にユーザーフォルダが表示される理由

「ユーザーフォルダのデータが見れるようになってしまった」という問題は、Windowsの共有設定がユーザーアカウントに関連するすべてのフォルダに影響を与えるためです。Windowsでは、フォルダ共有の設定をユーザー全体に適用するため、共有フォルダの設定を行うと、他のフォルダも無意識に共有されてしまうことがあります。

この場合、フォルダを個別に管理することで解決できます。具体的には、特定のフォルダのみを選んで共有設定を行い、他のユーザーフォルダに対してはアクセス権を設定しないようにする必要があります。

特定のフォルダだけを共有する方法

デスクトップ上の「共有」という名前のフォルダだけを共有する方法は、次のように設定を調整することで解決できます。

  • 1. まず、共有したいフォルダのプロパティを開き、「共有」タブを選択します。
  • 2. 「詳細な共有」をクリックし、「このフォルダを共有する」にチェックを入れます。
  • 3. 「アクセス許可」ボタンをクリックし、「Everyone」にフルコントロールを与える設定を行います。
  • 4. 次に、Windowsの「ユーザーアカウント」を管理し、デスクトップ以外のフォルダ(ユーザーフォルダなど)には共有設定を行わないようにします。

これにより、他のユーザーがデスクトップの「共有」フォルダにはアクセスできますが、他のユーザーフォルダにはアクセスできないようになります。

パブリックネットワークでの共有設定

共有設定を行う際に、PCがパブリックネットワークに接続されていると、セキュリティ面で注意が必要です。パブリックネットワークでは、他のPCからのアクセスが制限されることがありますが、同時にセキュリティリスクも高まります。

そのため、パブリックネットワークでの共有は慎重に行い、信頼できるPCのみと共有するように設定を調整しましょう。また、必要に応じて、ネットワークの設定で「ネットワーク探索」や「ファイルとプリンタの共有」をオフにすることを検討しても良いでしょう。

まとめ

Windows 11でデスクトップの特定のフォルダだけを共有するには、他のフォルダに影響を与えないよう、個別にアクセス権を設定することが重要です。また、パブリックネットワークでの共有設定を行う際には、セキュリティを最優先に考慮する必要があります。これらの設定を行うことで、安全かつ効率的にフォルダを共有することができます。

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