パスワードの強さに関して、AIによる評価が分かれることがあります。特に、同じ文字列が含まれているパスワードに数字の羅列を加えた場合、どちらが強いかという問題はよく議論になります。今回は、AIの意見の違いを踏まえた上で、パスワードの強さを判断するための基準を明確に解説します。
パスワード強度の基本的な評価基準
パスワードの強さは、主に次の要素に基づいて評価されます。
- 文字の種類(大文字、小文字、数字、記号など)
- 文字列の長さ
- ランダム性(予測可能なパターンがないか)
- 辞書攻撃に対する耐性
AIがどのパスワードを強いと評価するかは、この基準に基づいています。しかし、AIによってその評価基準の重み付けが異なる場合があります。
問題となる2つのパスワード
質問にあった2つのパスワードについて詳しく見ていきましょう。
- パスワード1:「5zoEZycfvryI」(12文字、英数大文字小文字)
- パスワード2:「0000000000005zoEZycfvryI000000」(24文字、数字0の羅列+パスワード1の文字列)
最初のパスワードは、12文字であり、英数字や大文字・小文字がバランスよく使われているため、強力なパスワードといえます。一方、2番目のパスワードは、同じ文字列が繰り返されているだけで、前後に数字「0」が並べられています。
AIの評価基準とその違い
AIの評価は、パスワードにどれだけランダム性があるか、または予測可能なパターンが存在するかに依存します。例えば、パスワード1のように、ランダムな英数字を組み合わせたものは、予測しにくく、強力です。しかし、パスワード2のように「0」が多数並んでいるパターンは、攻撃者にとって推測が容易なため、弱点を抱えている可能性があります。
そのため、ChatGPTやGeminiのように「数字の羅列を加えることでパスワードが強化される」と評価するAIは、パスワードの強度を過大評価しているかもしれません。反対に、GrokやCopilotの評価が「前者のパスワードが強い」としているのは、ランダム性を重視した評価と言えます。
パスワード強度を高めるためのポイント
パスワードをより強化するためには、単に長くするだけでは不十分です。重要なのは、ランダム性と予測不可能性です。数字や記号を適切に散りばめることで、パスワードは格段に強くなります。さらに、可能であれば英単語や数字の繰り返しを避け、無意味な文字列を組み合わせることが理想的です。
また、パスワードマネージャーを活用することで、非常に長く複雑なパスワードを生成して管理することができます。これにより、覚えやすさと安全性のバランスを取ることができます。
まとめ
パスワード強度を正しく評価するためには、ランダム性が重要です。数字の羅列や単純なパターンは弱点となる可能性が高いため、意図的にランダムな文字列を作成することが必要です。AIの評価が異なる場合でも、基本的なパスワード強度の基準を押さえることで、安全性を高めることができます。


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