Windows 11 24H2を使用中に、シャットダウン後にPCが自動で起動する現象が発生することがあります。特に、KB5062660の更新後にこの問題が顕著になる場合があります。以下に、考えられる原因とその対処法を詳しく解説します。
考えられる原因とその対処法
1. 高速スタートアップの影響
高速スタートアップ機能が有効になっていると、シャットダウン後も一部のシステム状態が保存され、完全なシャットダウンが行われないことがあります。これにより、PCが自動で起動する原因となることがあります。以下の手順で高速スタートアップを無効にすることをおすすめします。
- 「設定」→「システム」→「電源とスリープ」→「電源の追加設定」→「電源ボタンの動作を選択する」
- 「現在利用できない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
2. Windows Updateの影響
KB5062660の更新後、シャットダウン後にPCが自動で起動する現象が報告されています。これは、更新プログラムがシステムの起動プロセスに影響を与えるためと考えられます。以下の手順で更新プログラムをアンインストールすることを検討してください。
- 「設定」→「Windows Update」→「更新履歴の表示」→「アンインストールした更新プログラムの表示」
- KB5062660を選択し、「アンインストール」をクリック
3. タスクスケジューラの設定
タスクスケジューラで設定されたタスクが、シャットダウン後にPCを自動で起動させることがあります。以下の手順で不要なタスクを無効にすることをおすすめします。
- 「スタート」メニューを右クリックし、「コンピューターの管理」を選択
- 「タスクスケジューラ」→「タスクスケジューラライブラリ」を選択
- 不要なタスクを右クリックし、「無効化」を選択
4. BIOS/UEFI設定の確認
BIOSまたはUEFIの設定で、Wake on LANやWake on USBなどの機能が有効になっていると、ネットワークやUSBデバイスからの信号でPCが自動で起動することがあります。BIOSまたはUEFIの設定を確認し、これらの機能を無効にすることを検討してください。
まとめ
Windows 11 24H2でシャットダウン後にPCが自動で起動する現象は、主に高速スタートアップ、Windows Update、タスクスケジューラ、BIOS/UEFI設定などが原因と考えられます。上記の対処法を順に試すことで、問題の解決が期待できます。なお、KB5062660の更新後に問題が発生した場合は、更新プログラムのアンインストールも検討してください。


コメント