CentOS7でのNFSマウント時に「access denied by server」エラーが発生した場合、その原因の多くは「/etc/exports」の設定ミスによるものです。この記事では、NFSマウント時に発生するエラーとその解決方法、特に「/etc/exports」の編集方法について説明します。
1. NFSマウントエラーの原因
「access denied by server」エラーが発生する理由は、サーバー側で適切なIPアドレス設定がされていないことが多いです。具体的には、NFSサーバーが許可していないIPアドレスから接続を試みている場合にこのエラーが発生します。
2. /etc/exportsの設定
「/etc/exports」ファイルは、NFSサーバーがどのクライアントに対して共有ディレクトリを公開するかを管理します。ここにクライアントPCのIPアドレスとアクセス許可を記載することで、接続が許可されます。
例えば、以下のように設定します。
/T1 B:/TEST1(rw,sync,no_root_squash)
3. /etc/exportsを編集後に必要な手順
「/etc/exports」を編集した後、変更を適用するためにはNFSサーバーの設定を再読み込みする必要がありますが、マウントしたディレクトリをアンマウントする必要はありません。設定を変更した後、以下のコマンドで再読み込みします。
exportfs -r
このコマンドで変更が反映され、再度マウントすることができます。
4. マウントを再度試みる
「/etc/exports」を正しく設定し、再読み込みを行った後、再度NFSマウントを試みてください。コマンドは以下のように記述します。
mount -t nfs B:/TEST1 /T1
これで「access denied by server」のエラーが解消され、正常にマウントできるようになるはずです。
5. まとめ
NFSマウント時の「access denied by server」エラーは、主に「/etc/exports」ファイルの設定ミスが原因です。設定後に「exportfs -r」を実行し、再マウントを行うことで問題は解決できます。設定を変更した際には、マウントのアンマウントは不要ですので、再読み込みのみで対処可能です。
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