MacBook Air 2020を中古で購入し、自分のApple IDでサインインして使用していたものの、売却を検討し「すべてのコンテンツと設定を削除」を実行しようとしたところ、前オーナーのApple IDのパスワードを求められる問題に直面することがあります。この問題を解決する方法について、詳しく解説します。
Macを初期化する際に発生する問題
「すべてのコンテンツと設定を削除」を実行した際、前オーナーのApple IDの情報が求められる理由は、Appleの「iCloud」機能にある「Macを探す」が原因です。前オーナーが「Macを探す」を設定していた場合、デバイスが紐づけられており、そのアカウントでロックされているため、パスワードの入力が必要になります。
これを解決するためには、前オーナーがそのMacをApple IDから削除する必要があります。もし、前オーナーがわからない場合や連絡が取れない場合、次に進む方法を試してみる必要があります。
「Macを探す」を無効にする方法
「Macを探す」が無効になっているように見える場合でも、Apple IDのアカウント設定が正しく反映されていない可能性があります。まず、Apple IDのウェブサイト(https://appleid.apple.com)にアクセスし、ログイン後に「デバイス」を確認してください。
「Macを探す」の設定がオフになっていることを確認し、もし表示されていない場合やデバイスがリストに残っている場合は、削除を行う必要があります。この作業により、Macが前オーナーのApple IDに紐づけられなくなり、初期化が可能になります。
Appleサポートに連絡する方法
もし前オーナーとの連絡が取れない場合や、Apple IDのパスワードを求められて解決できない場合、Appleサポートに連絡してアカウントの解除を依頼することができます。サポートに連絡する際は、購入時の領収書や証明書類を持参することが必要になる場合があります。
Appleサポートでは、デバイスが正当に所有されていることを確認し、問題を解決する手助けを行ってくれます。サポートに問い合わせる方法は、Appleの公式サイトから「サポート」セクションにアクセスして、指示に従って手続きを進めます。
MacBook Airを完全に初期化する方法
前オーナーのApple IDの問題が解決した場合、MacBook Airを完全に初期化する手順は以下の通りです。
- Macをシャットダウンし、電源を入れたらすぐに「Command + R」を押し続けて、macOSのリカバリーモードに入ります。
- リカバリーモードに入ったら、ユーティリティメニューから「ディスクユーティリティ」を選択し、Macのディスクを消去します。
- ディスク消去が完了したら、「macOSを再インストール」を選択して、クリーンインストールを実行します。
これで、MacBook Airは新しい状態にリセットされ、再度セットアップを行うことができます。
まとめ
MacBook Air 2020を初期化する際に前オーナーのApple IDの情報が求められる場合、その原因は「Macを探す」機能によるものです。解決策として、前オーナーがApple IDからMacを削除するか、Appleサポートに連絡して解除を依頼することが必要です。問題が解決した後、MacBook Airを完全に初期化し、新たにセットアップを行うことができます。


コメント