OracleDBでViewデータ容量を取得する方法とSQLの解説

Oracle

OracleDBで複数テーブルを結合したデータを出力するViewからデータ容量を取得する方法について解説します。Viewを使ってデータ容量を取得したいが、テーブルを作成する方法を避けたいというケースにおいて、効率的に容量を取得する方法を見ていきましょう。

1. 既存の方法とその問題点

質問者は、以下のようにViewのデータ容量を取得する方法を試しています。

  • ①Viewと同じレイアウトのテーブルを作成
  • ②そのテーブルにViewデータを登録
  • ③DBA_SEGMENTSからテーブルのデータ容量を取得

この方法の問題点は、Viewごとにテーブルを作成する手間がかかることです。この手法では、テーブルを複数作成する必要があるため、運用が煩雑になる可能性があります。

2. DBA_SEGMENTSを使ってViewのデータ容量を取得する方法

OracleでViewのデータ容量を取得する一般的な方法の一つは、DBA_SEGMENTSビューを使うことです。ただし、DBA_SEGMENTSビューには実際のViewのデータ容量は直接的に表示されません。なぜなら、Viewは物理的なストレージを持っていないからです。Viewは基となるテーブルのデータを参照しているだけなので、DBA_SEGMENTSではなく、参照しているテーブルの容量を取得する必要があります。

3. Viewのデータ容量を取得する代替方法

Viewのデータ容量を直接取得する方法は存在しないため、実際にViewが参照しているテーブルのデータ容量を調べる方法が有効です。以下のSQLを使って、テーブルごとの容量を確認できます。

SELECT segment_name, bytes/1024/1024 AS size_mb FROM dba_segments WHERE segment_type='TABLE' AND owner='SCHEMA_NAME';

このSQL文では、特定のスキーマ内のテーブルのサイズをMB単位で取得します。Viewが参照しているテーブルを確認した後、そのサイズを基にViewの容量を予測できます。

4. より効率的な方法

もしViewに基づくデータ容量を効率的に把握したい場合、OracleのMaterialized Viewを使用することも選択肢として考えられます。Materialized Viewは物理的にデータを格納するため、その容量をDBA_SEGMENTSで直接確認できます。これにより、テーブルを作成することなく、データ容量をより簡単に確認できます。

5. まとめ

OracleDBでViewのデータ容量を取得する際は、直接的にViewから容量を取得することはできません。そのため、Viewが参照しているテーブルのデータ容量を調べる方法が一般的です。また、Materialized Viewを使うことで、より効率的にデータ容量を確認することができます。

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