Windows 10で外付けハードディスクのフォルダーを削除しようとした際に、「この操作を実行するにはアクセス許可が必要です」というエラーが表示され、削除できない場合の対処法を紹介します。管理者権限を使って問題を解決する方法を解説します。
1. アクセス許可の確認と変更
まず最初に、該当フォルダーに対するアクセス許可が正しく設定されているか確認しましょう。フォルダーの上で右クリックし、「プロパティ」を選択します。その後、「セキュリティ」タブを開きます。ここで、ユーザーアカウントが「フルコントロール」の権限を持っているか確認し、もし権限が足りない場合は「編集」をクリックして、フルコントロールを与えます。
管理者アカウントでログインしている場合、アクセス許可を変更することで削除が可能になる場合があります。
2. 管理者権限でフォルダーを削除する方法
もしアクセス許可の変更後でも問題が解決しない場合は、管理者権限でコマンドプロンプトを使用して削除を試みることができます。管理者権限でコマンドプロンプトを開くには、スタートメニューで「cmd」を検索し、「管理者として実行」を選択します。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力して、フォルダーを削除します(
del /f /s /q
3. セーフモードでの削除
セーフモードでPCを再起動し、不要なファイルやフォルダーを削除する方法も有効です。セーフモードで起動することで、通常の環境ではアクセスできなかったファイルも削除しやすくなります。PCを再起動した後、F8キーを押し、セーフモードを選んで起動します。セーフモードでログインしたら、再度フォルダーの削除を試してみましょう。
4. サードパーティのソフトを使う
もし、上記の方法でも削除できない場合は、サードパーティ製のファイル管理ツールを使ってみることを検討してみましょう。これらのツールは通常の方法で削除できないファイルやフォルダーを強制的に削除する機能を提供しています。無料で使える「Unlocker」や「IObit Unlocker」などが人気です。
まとめ
Windows 10でフォルダーの削除に関するアクセス許可の問題が発生した場合、まずはアクセス許可を確認し、管理者権限で試すことが有効です。それでも解決しない場合は、セーフモードやサードパーティ製ツールを使ってみると良いでしょう。これらの方法を試して、正常に削除できるようになります。

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