Illustratorで3D効果が適用できない時の解決策

Illustrator

Adobe Illustratorで「3Dとマテリアル」の「膨張」機能を使おうとした際、エラーメッセージが表示され、効果が適用できないことがあります。特に、「3Dとマテリアル効果は現在、一部のオブジェクトのみに作用し、複数のインスタントとして適用することはできません」というメッセージが出ることがあります。この問題の原因と解決方法について解説します。

エラーメッセージの原因

このエラーメッセージが表示される主な原因は、対象のオブジェクトが3Dエフェクトを適用するために必要な条件を満たしていないためです。具体的には、3Dエフェクトを適用するオブジェクトが「パスオブジェクト」でない場合や、複数のオブジェクトが選択されている場合に発生します。

Illustratorでは、3Dエフェクトを適用するには、オブジェクトが「パス」であること、もしくは「ライブペイントグループ」などの特殊なオブジェクトでないことが重要です。また、複数のオブジェクトを一度に選択していると、このエラーメッセージが表示されることがあります。

解決方法:1つのオブジェクトに適用する

この問題を解決するためには、3Dエフェクトを適用するオブジェクトを選択する際に、複数選択しないようにしましょう。特に、グループ化されているオブジェクトや複数のオブジェクトが選択されている場合、1つのオブジェクトだけを選択してから、再度3D効果を適用してみてください。

また、パスオブジェクトのみが3Dエフェクトに対応しているため、画像や他の非パスオブジェクトを選択していないかも確認しましょう。

解決方法:画像をパスに変換する

もし画像を3D化しようとする場合、画像を「パスオブジェクト」に変換する必要があります。画像を選択し、「オブジェクト」>「画像トレース」>「作成」を選び、画像をパスに変換することができます。その後、パスオブジェクトに対して3Dエフェクトを適用することができます。

これで、画像でも3Dエフェクトが適用できるようになりますが、細かい部分の調整が必要な場合もあります。

解決方法:Illustratorのバージョンを最新にする

場合によっては、Illustratorのバージョンが古いために3Dエフェクトがうまく適用されないことがあります。Adobeの公式サイトから最新バージョンにアップデートすることで、この問題が解決することがあります。

最新のアップデートでは、3D機能の改善が行われていることが多いため、まずはバージョンが最新かどうかを確認し、アップデートを実行してみてください。

まとめ

Illustratorで「3Dとマテリアル」の「膨張」エフェクトが適用できない場合、選択するオブジェクトが3Dエフェクトに対応していないことが原因である場合が多いです。単一のパスオブジェクトを選択し、画像の場合はパスに変換することで解決できます。また、Illustratorのバージョンを最新に保つことも大切です。これらの方法を試して、スムーズに3Dエフェクトを適用できるようにしましょう。

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