Windows ServerでDevice CAL(クライアントアクセスライセンス)を使用する際に、ソフトウェアをクライアント側にインストールする必要があるのか、また使用するクライアントOSのバージョンに制限があるのかといった疑問について解説します。
Device CALとは?
Device CAL(クライアントアクセスライセンス)は、Windows Serverにアクセスするデバイスに必要なライセンスです。これにより、特定のデバイスがサーバーに接続することができるようになります。ユーザーライセンス(User CAL)とは異なり、Device CALはデバイス単位でライセンスを付与します。
クライアントにソフトウェアをインストールする必要はあるか?
基本的に、Windows ServerにアクセスするためにDevice CALを使用する場合、クライアント側に特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。ただし、サーバーと通信するためのリモートデスクトップサービス(RDS)や特定のアプリケーションを利用する場合、クライアント側に対応するクライアントソフトウェアが必要となる場合があります。リモートデスクトップ接続(RDC)を利用する場合、Windows OSには標準でRDPクライアントが搭載されており、追加のインストールは不要です。
クライアントのOSはどう選べばよいか?
Device CALは、クライアントOSのバージョンに制限があるわけではありませんが、サーバーのバージョンやリモートデスクトップ機能の要件に適したOSを選択することが重要です。例えば、Windows 10やWindows 11を使用している場合でも、最新のWindows Serverバージョンとの互換性を保つためには、適切な更新プログラムがインストールされていることが求められます。
まとめ
Windows ServerでDevice CALを使用する際、クライアント側に特別なソフトウェアのインストールは通常必要ありません。しかし、リモートデスクトップサービスを利用する場合は、適切なクライアントソフトウェアのインストールが必要になることがあります。また、使用するクライアントOSのバージョンに関して特に制限はないものの、サーバーとの互換性を確保するために、最新のOSを使用することが推奨されます。


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