DaVinci Resolve 19 無料版を使っていると、MP4ファイルをインポートした際に「メディアオフライン」というエラーメッセージが表示されることがあります。特に、DJI Osmo Pocket 3で撮影した4K動画を読み込もうとしたときに発生しがちな問題です。この記事では、この問題を解決するための方法と原因について詳しく説明します。
1. 「メディアオフライン」エラーの原因
DaVinci Resolveで「メディアオフライン」が表示される原因は複数あります。主に、動画ファイルの形式やコーデックがDaVinci Resolveに正しく認識されない場合や、ファイルパスの設定に問題がある場合に発生します。
また、ファイルが適切にインポートされていない場合、または保存場所の設定に誤りがある場合もこのエラーが表示されます。これにより、ファイルがDaVinci Resolveのメディアプールに追加されても、「メディアオフライン」となり、正しくプレビューできません。
2. 解決方法:メディアストレージ設定を確認する
まず、DaVinci Resolveで設定した「メディアストレージ」を確認しましょう。メディアストレージは、プロジェクト内で使用されるファイルやデータの保存場所を指定する設定です。この設定が正しく行われていない場合、DaVinci Resolveはファイルを正しく読み込めません。
1. DaVinci Resolveを開き、上部メニューから「DaVinci Resolve」>「環境設定」を選択します。
2. 「メディアストレージ」タブで、動画が保存されているフォルダのパスが正しく設定されているか確認します。
3. 正しいフォルダパスを設定したら、設定を保存し、もう一度ファイルをインポートしてみてください。
3. コーデックの確認と変換
DaVinci ResolveはMP4ファイルをサポートしていますが、使用しているコーデックが原因でエラーが発生することがあります。特に、DJI Osmo Pocket 3などのカメラで撮影された動画は、特定のコーデックや圧縮方法が使用されている場合があります。
もしMP4ファイルが引き続き読み込めない場合は、別の形式に変換することを検討しましょう。例えば、H.264コーデックを使用したMP4ファイルを、DaVinci Resolveがより適切に扱える形式に変換する方法があります。
4. その他の考慮すべき設定と対策
次に試すべき方法として、タイムラインの設定や、プロジェクト設定を再確認することも重要です。特に、タイムラインの解像度やフレームレートが入力ファイルと一致していない場合、メディアオフラインのエラーが発生することがあります。
また、メディアファイルをインポートする際に、インポート先のプロジェクト設定が動画ファイルの解像度やフレームレートに合っているかもチェックしましょう。
5. まとめ
DaVinci Resolve 19で「メディアオフライン」のエラーが発生する原因として、メディアストレージ設定の不備やコーデックの問題、プロジェクト設定の不一致が考えられます。これらの問題を順に確認し、適切に設定を変更することで、正常に動画をインポートし、編集作業を行えるようになります。もし、これでも解決しない場合は、別のファイル形式への変換を試してみることをお勧めします。
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