画集にイラストを寄稿する際、指定されたサイズや解像度に関する問題はよくあります。特に「A5の350dpi」という指定がある場合、クリップスタジオなどの描画ソフトでの設定が適切でないと、画質の低下が生じることがあります。この記事では、A5サイズ350dpiでのイラスト作成時に画質が悪くなる原因と、それを回避するための設定方法を解説します。
A5 350dpiとは?
「A5サイズ350dpi」の指定は、印刷物における解像度の標準に基づいています。A5サイズは148×210mmで、350dpi(dots per inch)は印刷の品質に関する指標です。印刷物で高品質な仕上がりを目指すためには、350dpiの解像度が求められます。
この設定は、特に画集や本など、詳細なディテールを再現したい場合に必要です。しかし、ディスプレイでの作業は通常72dpiまたは150dpiで行うため、350dpiで作成したイラストが画面上で表示されると画質が低下して見えることがあります。
クリップスタジオでA5 350dpiの設定を行う方法
クリップスタジオでA5 350dpiのイラストを描く際、最初に設定するべきことは「キャンバスサイズ」と「解像度」です。キャンバスサイズをA5に設定し、解像度を350dpiに設定します。
1. クリップスタジオを開き、「新規作成」を選択します。
2. キャンバスサイズを「A5」に設定します。幅148mm、高さ210mmです。
3. 解像度を「350dpi」に設定します。
これにより、実際の印刷サイズに適した高解像度でイラストを描くことができます。
画質が悪くなる原因とその対策
画質が悪く見える原因として考えられるのは、画面上で作業している際にピクセル数が大きすぎて、画面解像度と不一致になっていることです。特にディスプレイが解像度が低い場合や、作業中に縮小して表示している場合、細部が潰れて見えたり、ぼやけたりすることがあります。
これを解決するためには、作業中に「表示倍率」を調整し、実際の印刷サイズに合わせてキャンバスを拡大縮小することが有効です。また、描き進めていくうちに「ラスタライズ」と呼ばれる解像度の低下を避けるため、レイヤーを適切に管理しましょう。
描きすすめる前の確認ポイント
イラストを描き進める前に、設定が適切であることを確認しましょう。キャンバスサイズや解像度が間違って設定されていると、完成後の画質が大きく低下する可能性があります。
また、作業中に「レイヤー」を意識して、必要に応じてスマートオブジェクトやレイヤー統合を活用し、品質の低下を防ぐ工夫が求められます。
まとめ
「A5の350dpi」という指定に合わせてクリップスタジオでイラストを描く際、最初にキャンバスサイズと解像度をしっかりと設定することが重要です。画面上で画質が悪く見えるのは、解像度や表示倍率の不一致が原因です。作業中に画質を維持するためには、適切な設定とレイヤー管理を行うことが大切です。こうすることで、印刷品質の高いイラストを作成することができます。


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