ExcelのVLOOKUP関数を使っている際に「#N/A」エラーが表示されることがあります。このエラーは通常、検索値が参照範囲に見つからない場合に発生しますが、他の原因も考えられます。今回は検索値のセル書式設定が原因でエラーが発生している場合の解決方法について解説します。
1. #N/Aエラーが表示される原因
VLOOKUP関数で「#N/A」エラーが発生する一般的な原因は以下の通りです。
- 検索値が範囲内に存在しない場合。
- 検索値の書式設定が異なっている場合。
- 参照範囲に誤りがある場合。
この中でも、検索値のセルの書式設定の違いが原因であることが多いため、まずはこれを確認しましょう。
2. 検索値のセル書式設定が原因で#N/Aエラーが発生する理由
Excelでは、セルの書式設定が異なると、同じように見える値でも一致しないことがあります。例えば、数字が文字列として入力されている場合、VLOOKUP関数はそれを一致しない値として扱います。
例えば、数値の検索値が「文字列形式」として保存されている場合、VLOOKUP関数はそれを正しく認識できません。このような場合、検索値の書式を統一することが必要です。
3. 解決方法:セルの書式設定を確認・変更する
セルの書式設定を確認し、必要に応じて変更することで、#N/Aエラーを解決できます。
以下の手順で書式設定を変更できます。
- VLOOKUP関数で使用している検索値のセルを選択します。
- 右クリックして「セルの書式設定」を選択します。
- 「数値」タブで適切な書式を選びます(例えば「数値」や「文字列」など)。
- 設定が終わったら、「OK」をクリックして書式設定を適用します。
これで、検索値と参照範囲の書式設定が一致し、VLOOKUP関数が正しく機能するはずです。
4. まとめ
VLOOKUP関数で「#N/A」エラーが発生する原因は、検索値の書式設定が原因であることがよくあります。書式設定を統一することで、エラーを解消できます。もしそれでもエラーが解決しない場合は、検索値と参照範囲を再確認し、間違いがないかチェックしてみてください。


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